BTSの傑作「butter(バター)」に日本語の和訳とカタカナ歌詞をつけてみました。
まず最初にカタカナ歌詞のみを表記しておきますが、こちらは全体を通して歌ってみるときに使ってみてください。後半ではこのカタカナに加え、英語の歌詞と和訳・発音記号も並列表記してありますので、個別の歌詞を覚える際はこちらを参考にしていただきたいです。そして最後に母音の発音記号の読み方を載せておきましたので、必要に応じて確認してみてください。
特に英語は母音が日本語とは大きく異なるのですが、日本の学校では発音をきちんと教えません。ネイティブに近い発音で歌ってみたい方は一度目を通していただきたいです。
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「butter(バター)」のカタカナ歌詞!
英単語のうち文法上の機能が大事な単語には「強形」と「弱形」というものがあり、特に強調したり丁寧に言うとき以外は通常「弱形」で発音されます。例えば「to」は原則的な「強形」の発音はあくまで「tuː(トゥー)」なのですが、日常会話ではほとんど「弱形」の「tə(タ),tu(トゥ)」で発音されます。さらに実際の発音では単語同士の音が繋がる「リンキング」が起こります。
ここでは「弱形」と「リンキング」を取り入れた実際の発音に近い形でカタカナ表記していきます。また強く発音するアクセント箇所は太字にしてありますので意識してみてください。
スムーズ ライ バラー ライ カ クリミノー アンダー カヴァ
ゴン パッ ライ チュラヴォ ブレキ ニントゥ ヨー ハー ライク ザッ (ウー)
クール シェイ、スタナー、 イェー、ア オウ イ ロー トゥ マイ マザー
ハッ ライク サマー、 イェー、アム メイキ ニュー スウェッ ライ ザッ (ブレイ キ ダウン)
(☆1)
ウー、ウェ ナイ ルッ キン ザ ミラー アル メル チュー ハー リントゥ トゥー
アイ ガッ ザ スーパースター グロウ、ソー ウウウウウ (ドゥ ザ ブギ、ライク)
(☆2)
サイ ステップ、ライ レフ、トゥ マイ ビー
ハイ ライ ザ ムーン、ラック ウィズ ミー、ベイビー
ノー ザ ライ ガ ザッ ヒー レ ミー ショー ユ コズ トー キズ チープ
サイ ステップ、ライ レフ、トゥ マイ ビー ゲリッ レリッ ロウ
スムーズ ライ バラー、 プー リュ イン ライ ノウ アザ
ドン ニー ノー アシャー トゥ リマイン ミ ユ ガ リッ バーッ
エイン ノウ アザー ザッ キャ スウィー ピュー アプ ライ カ ラバ
スチュレイ アップ、(アイ ガ チャ) メイキ ニュー フォー ライク ザッ (ブレイ キ ダウン)
(☆1)
ウー、ウェ ナイ ルッ キン ザ ミラー アル メル チュー ハー リントゥ トゥー
アイ ガッ ザ スーパースター グロウ、ソー ウウウウウ (ドゥ ザ ブギ、ライク)
(☆2)
サイ ステップ、ライ レフ、トゥ マイ ビー
ハイ ライ ザ ムーン、ラック ウィズ ミー、ベイビー
ノー ザ ライ ガ ザッ ヒー レ ミー ショー ユ コズ トー キズ チープ
サイ ステップ、ライ レフ、トゥ マイ ビー ゲリッ レリッ ロウ
間奏
ゲリッ レリッ ロウ ゲリッ レリッ ロウ
ノ アイ ソ マ リス、タム ザ ナイス ガイ ガッ ザト ライ バディ エン ザ ライ マイン
ロリ ナップ タ パーリ、ガッ ザ ライ ヴァイブ スムー ライ(バラー)、ヘイ ラス(ラヴ アス)
フレシュ ボイ、プ ラッ ペン ウィ レイ ロウ オ ザ プレイズ ゲッ ムーヴン ウェン ザ ベイス ロウ
ガッ アーミ ライ ビハイン ダス ウェ ウィ セイ ソー レツ ゴウ
(☆2)
サイ ステップ、ライ レフ、トゥ マイ ビー
ハイ ライ ザ ムーン、ラック ウィズ ミー、ベイビー
ノー ザ ライ ガ ザッ ヒー レ ミー ショー ユ コズ トー キズ チープ
サイ ステップ、ライ レフ、トゥ マイ ビー ゲリッ レリッ ロウ
スムー ライ (バラー)、クール シェイドゥ (スタナ) エン ユー ノウ ウィ ドン スタップ
ハッ ライ (サマー)、エイン ノー (バマー) ユー ビー ライ、オー マイ ガッ
ウィ ゴン メイ キュー ラッ ケ、ニュ セイ (イェー)
ウィ ゴン メイ キュー バウン セ ニュ セイ (イェー)
ハーラ? スウィーラ! クーラ? バーラ!
ゲリッ レリッ ロウ
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英語歌詞と日本語和訳・発音記号付き!
ここからはカタカナに加え、英語歌詞と和訳・発音記号そして簡単な解説も並列表記していきます。発音に自信のない方はまずはカタカナ読みとリズムを覚え、その後少しずつ発音記号を意識していく方法でも大丈夫ですので、お時間のある方は挑戦してみてください。
〈ジョングク〉
スムーズ ライ バラー、 ライ カ クリミノー アンダカヴァー
smúːð lɑɪk bʌtɚ lɑɪk ə krímənl ʌndəkʌvɚ
Smooth like butter, like a criminal undercover
バターのように滑らかに 隠密の犯罪者のように
※単語の最期の文字は発音が消えることが多く、「like」は「ライ」と発音される。
※「criminal(犯罪者)」のように「l」で終わる単語の「l」も消えやすく「クリミノー」と発音される。
※ 発音記号「ɚ」は「ər(アル)」を意味する。「ə」は半開きの口で舌をニュートラルな位置において発音する曖昧母音の「ア」。
※「ʌ」は口をやや大きく開き舌を奥に引いて発音する「ア」。
※「undercover」は「秘密の」。
ゴン パッ ライ チュラヴォ ブレキ ニントゥ ヨー ハー ライ ザッ (ウー〈J-HOPE〉)
góun pɑp lɑɪk trʌbl bréɪkɪŋ ɪntu jɚ hɑɚt lɑɪk ðæt
Gon’ pop like trouble breaking into your heart like that (ooh)
トラブルのように弾けて 君の心に入り込むよ
※「pop」「your」「heart」も最後の文字が発音されなくなり、「パッ」「ヨ(ヤ)」「ハー」と短縮される。特に「you」「your」は「ヨ(ヤ)」と発音されることが多い。
※「trouble」のように「tr」で始まる単語は「チュ」に近くなる。
※「gon’」は「going to(〜するつもり)」の短縮形で、カジュアルな表現。
※「pop」は「ポンと弾ける・急に動く」。
※「breaking into」で「〜に侵入する」。
〈V〉
クール シェイ、スタナー、 イェー、ア オウ イ ロー トゥ マイ マザー
kúːl ʃéɪd stənər jéə ɑɪ óu ɪt ɔːl tu mɑɪ mʌðɚ
Cool shade, stunner, yeah, I owe it all to my mother
超絶的な魅力を放つクールな僕 全部お母さんのおかげさ
※「shade」は「陰・色合い」。
※「stunner」は「驚くべきほど魅力的(素晴らしい)な人」。
※「owe it all to」で「全て〜のおかげ」。
※「u,o,ɔ,ɑ」は全て舌を奥に引いて発音する音。「u」は口の開きが最も小さく口を丸くすぼめて発音する「ウ」。「o」は口の開きの小さめの「オ」で、「ɔ」は口の開きのやや大きい「オ」。「ɑ」は口を大きく開いて発音する「ア」だが「オ」に近い。詳しくは下の図を参照。
ハッ ライ サマー、 イェー、アム メイキ ニュー スウェッ ライ ザッ (ブレイ キ ダウン〈J-HOPE〉)
hɑt lɑɪk sʌmɚ jéə ɑim méɪkɪn júː swét lɑɪk ðæt (bréɪk it dɑun)
Hot like summer, yeah, I’m making you sweat like that (break it down)
夏のように熱く そうさそんな感じで君を熱くしてやろう さあ行こう
※「makin’」は「making」のgを発音しない形で意味は同じ。「ing」の「g」は発音しないことが多い。「make you sweat」で「汗をかかせる」。
※「break it down」は色んな解釈のある言葉。「やめちまえ、なめるなよ」などの意味もあるが、掛け声的な意味合いもある。
※「æ」は舌を前に出し「アの口でエ」と発音する感じ。
(☆1)
〈ジン〉
ウー、ウェ ナイ ルッ キン ザ ミラー アル メル チュー ハー リントゥ トゥー
óu wén ɑɪ lúk ɪn ðə mɪrə ɑɪl mélt jɚ hɑɚt ɪntu túː
Oh, when I look in the mirror I’ll melt your heart into two
僕が鏡を見るとき 君の心を2つに溶かしてやろう
※「t」の後に「y」が続くと「チュ」の音で発音される。「melt your 」で「メルチュ」。
※発音記号の「w」は「u」のように口をすぼめて前に出し元に戻しながら発音する「ウ」の音の子音(有声両唇軟口蓋接近音)。「j」は口腔内上部に前舌を近づけながら発音する 「イ」に近い音の子音で、日本語の「ヤ行」の子音(硬口蓋接近音)。
アイ ガッ ザ スーパースター グロウ、ソー ウウウウウ (ドゥ ザ ブギ、ライ〈RM〉)
ɑɪ gɑt ðæt súːpɚstɑɚ gróu sóu uuuuu (dúː ðə búgɪ lɑɪk)
I got that superstar glow, so Ooh (do the boogie, like)
僕はスーパースターのような輝きを持っている だから踊ろうよ こんなふうに
※「boogie」は「ブギウギ」(boogie-woogie) のことで「踊ること」を表す。
(☆2)
〈ジョングク〉
サイ ステップ、ライ レフ、トゥ マイ ビー
sɑɪd stéprɑɪt léft túː mɑɪ bíːt
Side step, right-left, to my beat
サイドステップで右へ左へ 僕のビートに合わせて
※発音記号の「rとl」の違い。「r」は「歯茎接近音」と言って舌先をどこにも触れさせずに歯茎に近づけて発音する音だが、「l」は「歯茎側面接近音」と言って舌先を上前歯の裏に当てその舌の両側から息を流して発音する音になる。どちらも日本語の「ラ行」とは異なる。
※発音記号の「iːとɪ」の違い。「iː」は口の開きが一番小さい「イー」の音だが、「ɪ」は口の縦の開きが若干大きく「エに近いイ」の音になる。若干音が異なるので注意。
ハイ ライ ザ ムーン、ラック ウィズ ミー、ベイビー
hɑɪ lɑɪk ðə múːn rɑk wɪð míː béɪbi
High like the moon, rock with me, baby
月に届くぐらいハイになって 僕と一緒に踊ろう ベイビー
〈ジミン〉
ノー ザ ライ ガ ザッ ヒー レ ミー ショー ユ コズ トー キズ チープ
nóu ðət ɑɪ gɑt ðæt híːt lét mi ʃóu ju kɔːz tɔːk ɪz tʃíːp
Know that I got that heat Let me show you ‘cause talk is cheap
僕には熱さがあることを知っているよね 口で言うより実際に見せてあげる
※「that」は指示代名詞とそれ以外で発音が若干変わる。
〈V〉
サイ ステップ、ライ レフ、トゥ マイ ビー ゲリッ レリッ ロウ
sɑɪd stéprɑɪt léft túː mɑɪ bíːt gét ɪt lét ɪt róul
Side step, right-left, to my beat Get it, let it roll
サイドステップで右へ左へ 僕のビートに合わせて
※母音に挟まれた「t」は「r」か「d」の音になり、更に「it」の「t」を発音しないため「Get it, let it」で「ゲリッレリッ」となる。
〈V・(ジミン)〉
スムーズ ライ バラー、 プー リュ イン ライ ノウ アザ
smúːð lɑɪk bʌtɚ, púl ju ɪn lɑɪk nóu ʌðɚ
Smooth like butter, pull you in like no other
バターのように滑らかに 僕だけのやり方で君を引き寄せる
※「t」が母音に挟まれると「d」や「r」の音になるため「butter」は「バター」ではなく「バラー」になる。
ドン ニー ノー アシャー トゥ リマイン ミ ユ ガ リッ バーッ〈(ジョングク)〉
dóunt nɪːd nóu ʌʃɚ tu rɪmɑɪnd míː júː gɑt ɪt bæd
Don’t need no Usher to remind me you got it bad
案内人なんていらない 君を僕に夢中にさせ続けるためのね
※「Usher」は「案内人」。
※「remind」は「思い出させる」。
〈ジン〉
エイン ノウ アザー ザッ キャ スウィー ピュー アプ ライ カ ラバ
éɪnt nóu ʌðɚ ðæt swíːp ju ʌp lɑɪk ɑ rɑbə
Ain’t no other that can sweep you up like a robber
僕以外にいない 泥棒のように君(の心)をさらってしまえるのは
※「Ain’t」は「am+not」の短縮形。
※「sweep」は「掃く・掃除する」。
※「robber」は「泥棒・強盗」
スチュレイ アプ、(アイ ガ チャ) メイキ ニュー フォー ライ ザッ (ブレイ キ ダウン〈シュガ〉)
stréɪt ʌp ɑɪ gɑt ja méikin ju fɔːl lɑɪk ðæt (bréik ɪt dɑun)
Straight up, I (got ya) Makin’ you fall like that (break it down)
まっすぐ君を捕まえる そんな感じで君を恋に落とすのさ さあ行こう
※「ya」は「you」のこと。
→(☆1)へ
〈ジミン〉
ウー、ウェ ナイ ルッ キン ザ ミラー アル メル チュー ハー リントゥ トゥー
Oh, when I look in the mirror I’ll melt your heart into two
アイ ガッ ザ スーパースター グロウ、ソー ウウウウウ (ドゥ ザ ブギ、ライク〈RM〉)
I got that superstar glow, so Ooh (do the boogie, like)
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〈ジミン〉
サイ ステップ、ライ レフ、トゥ マイ ビー
Side step, right-left, to my beat
ハイ ライ ザ ムーン、ラック ウィズ ミー、ベイビー
High like the moon, rock with me, baby
〈ジン〉
ノー ザ ライ ガ ザッ ヒー レ ミー ショー ユ コズ トー キズ チープ
Know that I got that heat Let me show you ‘cause talk is cheap
〈ジョングク〉
サイ ステップ、ライ レフ、トゥ マイ ビー ゲリッ レリッ ロウ
Side step, right-left, to my beat Get it, let it roll
間奏
〈ジミン〉
ゲリッ レリッ ロウ ゲリッ レリッ ロウ
gét ɪt lét ɪt róul gét ɪt lét ɪt róul
Get it, let it roll Get it, let it roll
僕のビートに合わせて 僕のビートに合わせて
〈シュガ〉
ノ アイ ソ マ リス、タム ザ ナイス ガイ ガッ ザト ライ バディ エン ザ ライ マイン
nóu ɑɪs ɑn mɑɪ rɪst ɑɪm ðət nɑɪs gɑɪ gɑt ðət rɑɪt bɑdi ænd ðət rɑɪt mɑɪnd
No Ice on my wrist, I’m that nice guy Got that right body and that right mind
僕は手首に高級品なんて身に付けないナイスガイ 健全な肉体と心を持っているんだ
※「Ice on my wrist」は直訳するとアイスを手首に乗せるだが、「高級品を手首(身)につける」といった意味合いになる。
ロリ ナップ タ パーリ、ガッ ザ ライ ヴァイブ スムー ライ(バラー〈BTS〉)、ヘイ ラス(ラヴ アス〈BTS〉)
róulin ʌp tə pɑɚti gɑt ðə rɑɪt vɑɪb smúːð lɑɪk (bʌtɚ) héɪt ʌs (lʌs əs)
Rollin’ up to party, got the right vibe Smooth like (butter), hate us (love us)
いい感じでパーティーを回し上げてやる バターのように滑らかに 僕たちを嫌うも愛するも(好きにしな)
※「vibe」は「vibrstion」のことで「感じ・影響」といった意味もある。
※「hate」は「嫌う」。
〈RM〉
フレシュ ボイ、プ ラッ ペン ウィ レイ ロウ オ ザ プレイズ ゲッ ムーヴン ウェン ザ ベイス ロウ
fréʃ bɔɪ púl ʌp ænd wi léɪ lóu ɔːl ðə pléɪɚz gét múːvɪn wén ðə béɪs lów
Fresh boy, pull up and we lay low All the players get movin’ when the bass low
元気なヤツは引き寄せて僕達はおとなしくする ベースが低く響くとみんなが踊りだす
※「bass」は「ベース・低い声」。
ガッ アーミ ライ ビハイン ダス ウェ ウィ セイ ソー レツ ゴウ
gɑt ɑɚmi rɑɪt bəhɑɪnd ʌs wén wi séɪ sóu lèts góu
Got ARMY right behind us when we say so Let’s go
僕たちがそう言えばすぐ後ろにARMY達がついてくる さあ行こう
※「ARMY」は「BTSのファンたち」のこと。防弾チョッキ(防弾少年団)と軍隊(ARMY)の兵士のように、BTS とファンは常に共にあるといった意味が込められている。
※「right」には「正しい」の他にも「適当な・都合のよい・ちょうど・すぐに」など多くの意味がある。
→(☆2)へ
〈V〉
サイ ステップ、ライ レフ、トゥ マイ ビー
Side step, right-left, to my beat
ハイ ライ ザ ムーン、ラック ウィズ ミー、ベイビー
High like the moon, rock with me, baby
〈ジン〉
ノー ザ ライ ガ ザッ ヒー レ ミー ショー ユ コズ トー キズ チープ
Know that I got that heat Let me show you ‘cause talk is cheap
〈ジョングク〉
サイ ステップ、ライ レフ、トゥ マイ ビー ゲリッ レリッ ロウ
Side step, right-left, to my beat Get it, let it roll
〈J-HOPE+(BTS)〉
スムー ライ (バラー)、クール シェイドゥ (スタナ) エン ユー ノウ ウィ ドン スタップ
smúːð lɑɪk (bʌtɚ) kúːl ʃéɪd (stənər) ænd júː nóu wíː dóunt stɑp
Smooth like (butter), cool shade (stunner) And you know we don’t stop
バターのように滑らかに 超絶的な魅力を放つクールな僕 僕達は止まらないことを知っているよね
ハッ ライ (サマー)、エイン ノー (バマー) ユー ビー ライ、オー マイ ガッ
hɑt lɑɪk (sʌmɚ) éɪnt nóu (bəmər) júːl bi lɑɪk “óu mɑɪ ɡɑd”
Hot like (summer), ain’t no (bummer) You’ll be like, “Oh my God”
夏のように熱くさせてやる がっかりなんてさせない 君を信じられない気持ちにさせてあげるよ
※「bummer」は「残念・がっかりすること」
〈RM+(BTS)〉
ウィ ゴン メイ キュー ラッ ケ、ニュ セイ (イェー)
wíː gɔːn méɪk ju rɑk ænd ju séɪ (jíɚː)
We gon’ make you rock, and you say (yeah)
僕たちが盛り上げに行ってやる イェー
※「gon’」は「going to」の短縮形で、カジュアルな表現。「gonna」も同じ。
ウィ ゴン メイ キュー バウン セ ニュ セイ (イェー)
wíː gɔːn méɪk ju bɑuns ænd ju séɪ (jíɚː)
We gon’ make you bounce, and you say (yeah)
僕たちが踊って叫ばせてやる イェー
※「bounce」は「弾ませる」。
〈RM〉
ハーラ? スウィーラ! クーラ? バーラ!
hɑtɚ? swíːtɚ! kúːlɚ? bʌtɚ!
Hotter? Sweeter! Cooler? Butter!
もっと熱く?もっと甘く!もっとクールに?もっと滑らかに!
〈ジョングク〉
ゲリッ レリッ ロウ
gét ɪt lét ɪt róul
Get it, let it roll
僕のビートに合わせて
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発音記号の発音の仕方をちょっと解説!
英語は日本にはない母音が多く発音が難しいのですが、発音記号の読み方は学校ではきちんと教えてくれません。ここではその母音の発音記号を簡単に説明しますね。
こちらは国際音声記号(IPA)チャートから英語の母音を抽出したものになります。この図を元に口の形をイメージしておくとそれぞれの母音が発音しやすいので試してみてください。少し図の説明をします。
IPAでは母音の発音を舌の位置と口の開きの大きさ、そして唇の形の3つの要素に分解して図式化しています。まず左右の軸は、左に行くほど舌の位置(正確には舌の最も盛り上がった位置)が前であることを表し、右に行くほど舌の位置が奥であることを表します。また上に行くほど口の縦の開きが狭く(舌を上部に置き口を閉じる)下に行くほど口の開きが大きい(顎を下げ舌を下部に押し付ける)ことを表します(IPAでは口の縦の開きを7段階で評価しています)。本来1点につき2つの記号があるのですが、右側が唇を丸めて発音する「円唇母音(えんしんぼいん)」を表し、左側が唇を丸めずに発音する「非円唇母音」を表します。音声学では唇の形が丸いか丸くないかの2択で区別しています。
例えば図の右側の発音記号「u,o,ɔ,ʌ,ɑ」は全て舌を奥に引いた状態で発音することを表しますが、「u」が口の縦の開きが一番小さく「ɑ」が口の開きが一番大きくなります。また「u,o,ɔ」は唇を丸める「円唇母音」であるのに対し、「ʌ,ɑ」は唇を丸めない「非円唇母音」であることも表しています。
逆に図の左側は舌を前に出して発音することを表しますが、「i」と「ɪ」は口の開きと舌の位置が若干異なりますので注意してください。「ɪ」の方が若干口の開きが大きい「エに近いイ」になります。「æ」は「アの口のまま舌を前に出してエ」と発音する感じです。そして「ə」は半開きの口で舌を真ん中のあたりに置いて発音する「ア」。ちょうど真ん中あたりなので脱力した曖昧母音とも言われます。
正しく身につけられれば英語の発音が全般的に向上しますので、歌う際にぜひ意識してみてほしいです。全ての母音を意識するのが難しい場合は、まずは「æ」と「ə」から意識してみることをオススメします。この2つを発音できるだけでも英語でらしくなりますから。
なお日本語の「ア,イ,ウ,エ,オ」の発音記号は「a,i,ɯ,e,o」とされていますが、実際の日本語の「ア」はもっと後舌ぎみで、「エ,オ」はやや口の開きの大きい「ɛ,ɔ」より、「ウ」は非円唇(唇が丸くない)とされており、英語の「u」のようには唇をすぼめずに発音する音とされています。日本語の「ア,イ,ウ,エ,オ」を図に入れてみると、だいたいこんな感じになるみたいです。実際に発音する際の目安にしてみてください。
子音も含めた英語の発音全般についてはこちらでもう少し詳しくまとめてあります。さらに発音を極めたい方はこちらのページも参考にしてみてください。
それではお元気で。
BTSの他の曲もカタカナ歌詞と日本語和訳を作ってみました。こちらもどうぞ。
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