韓国国歌!(カタカナ歌詞和訳付き)

韓国の国歌は「愛国歌」と書いて、「애국가(エグッカ)」と読みます。もともとは1896年に、韓国の政治家尹 致昊(ユン・チホ)が白頭山(ハクトウサン:北朝鮮と中国の国境にある山)を歌った愛国詩に、蛍の光(実はスコットランド民謡)のメロディーを付けて歌っていたそうです。主に在外朝鮮人に愛されたことから上海大韓民国臨時政府の国歌に採用されていましたが、1948年に韓国の作曲家安 益泰(アン・イクテ)が作曲(1935年)した現在のメロディーに変更したと言われています。
この韓国国歌(エグッカ)の歌詞に、カタカナ読みと和訳を付けてみました。

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韓国国歌のカタカナ歌詞と和訳!

1番
동해물과  백두산이  마르고  닳도록
トンヘムルクァ ペットゥサニ マルゴ タルットロ
東海の水と白頭山が、乾きすり減るその時まで

하느님이  보우하사  우리  나라  만세
ハヌニミ ポウハサ ウリ ナラ マンセ
神様が護ってくださる、私たちの国万歳

コーラス
무궁화  삼천리  화려강산
ムグンファ サムチョルリ ファリョカンサン
ムクゲ(の花)、三千里、華麗なる川山

대한사람  대한으로  길이  보전하세
テハンサラム テハヌロ キリ ポジョナセ
韓国人よ、大韓を永遠に保持しよう

出典:ウィキペディア

韓国国歌楽譜1 韓国国歌楽譜2

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単語の意味と読み方!

 

동해:トンヘ「東海」は日本海の韓国での呼び名
물:ムル「水」
과: クァ「~と」
백두산:ペットゥサン「白頭山」北朝鮮と中国の国境にある標高2774mの山で、日本語読みは「ハクトウサン」
이 :イ「~が」
마르고 ‘:マルゴ「乾く」
닳도록:タルットロ「すり減る」
하느님:ハヌニ「神」
이 :イ「~が」
보우:ポウ「加護」
하사:ハサ「下賜、与える」
우리:ウリ「私達」
나라:ナラ「国」
만세:マンセ「万歳」

무궁화:ムグンファ「ムクゲ(の花)」韓国の国花
삼천리:サムチョルリ「三千里」
화려:ファリョ「派手、華麗」
강:カン「川」
산:サン「山」
대한:テハン「大韓」
사람:サラム「人」
으로:ウロ「~を」
길이:キリ「長く、永遠に」
보전하세:ポジョナセ「保持しよう」

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韓国語の特徴!

現在の朝鮮人は、今から7千年ほど昔に、古代日本人である縄文人が、朝鮮半島に移り住んで独自の発展をしていった者たちベースになっているともいわれており、言語的に多くの共通点があります
まず基本語順が、「S主語、O目的語、V動詞」(例:私があなたを見る・英語だと I look you)、と同じ上に文法も似ています。1行目の「백두산이(ペットゥサニ:白頭山が)」は、「백두산(ペットゥサン:白頭山)」に「~が」に相当する助詞「이(イ)」が付いて連音化したものになります。このように単語の語尾が変化することで文の中での役割が変わっていく、という日本語と同じ特徴を持っています。
また、漢字由来の言葉は発音が似ているのも特徴です。「백두산(ペットゥサン:白頭山)」の「산(サン:山)」は日本語の音読みとほぼ同じです。3行目の「삼천리 (サムチョルリ:三千里)」も日本語読みの「サンゼンリ」に似ています。他には「約束」は「악속」と書いて「ヤクソク」、「家族」は「가족」と書いて「カジョク」など。
このような共通点から韓国語を勉強する日本人の多くが「外国語を勉強する感覚ではない」と言うそうです。

 

ハングルの発音と注意点!

ハングルは基本的に「子音パーツ」と「母音パーツ」の組み合わせによって発音が決まる構造になっていますが、もう一つパッチムと呼ばれる「子音パーツ」が下について1文字を構成することがあります。つまり1文字が「子音+母音+子音」のケースがあるわけですが、重要なことは1文字を常に1音節で読むことです。
出だしの「동해물과(トンヘムルクァ:東海の水と)」の「물(ムル:水)」は、子音「ㅁ(m:ム)」、母音「ㅜ(o:オ)」、そしてパッチムの子音「ㄹ(l:ル)」から構成されていいます。そのため「mul:ムル」と1音節で発音してください。日本語のカタカナ通りに「mulu:ムル」と発音すると、母音が2つの2音節になってしまい、正しい発音から外れてしまします。
1文字に母音が2つ入ることはないので、常に1音節で発音するように心がけてください。

その他の国の国歌はこちら。
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