안녕하세요(アンニョンハセヨ・こんにちは)!
잘 부탁합니다(チャルプタカムニダ・よろしくお願いします)!
ハングルの子音の読み方と発音をまとめてみました。発音記号や発音のルールも載せておきましたので併せて確認してみてください。
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まずは韓国語の子音の概要!
ハングル文字は母音と子音の組み合わせによって文字と発音を決めていく仕組みになっており、母音が全部で21個、子音が19個、合計40個のパーツから構成されています。
このうち子音については、「基本子音10個」「激音4個」「濃音5個」から構成されており、更に基本子音は「平音」6つ(ㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅈ,ㅅ,ㅎ)とそれ以外の「鼻音」3つ(ㅇ,ㄴ,ㅁ,)と「流音」1つ(ㄹ)に分けられます。
「平音」というのはやさしく息を吐いて発音する文字のことですが、この「平音」のいくつかが強く息を吐いて(母音よりも先に息を出して)発音する「激音」となったり、喉を詰まらせて息を出さずに(一旦息を止めて)発音する「濃音」となったりします。
まずはこの発音の仕方による分類を一覧にまとめておきますね。詳しい発音は次の段落から説明します。
鼻音3つ
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流音1つ
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ㄴ(n,ナ行)
ニウン
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ㄹ(r,l,ラ行)
リウル
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ㅁ(m,マ行)
ミウム
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ㅇ(ɸ,ŋ,ア行,ン)
イウン
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平音6つ
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激音4つ
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濃音5つ
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ㄱ(k,g,カ行,ガ行)
キヨク
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ㅋ(kʰ,カ行)
キウク
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ㄲ(ˀk,ッカ行)
ッサンギヨク
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ㄷ(t,d,タ行,ダ行)
ティグ
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ㅌ(tʰ,タ行)
ティウッ
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ㄸ(ˀt,ッタ行)
ッサンディグッ
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ㅂ(p,b,パ行,バ行)
ピウプ
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ㅍ(pʰ,パ行)
ピウプ
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ㅃ(ˀp,ッパ行)
ッサンピウプ
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ㅈ(tʃ,dʒチャ行,ジャ行)
チウッ
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ㅊ(tʃʰ,チャ行)
チウッ
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ㅉ(ˀtʃ,ッチャ行)
ッサンジウッ
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ㅅ(s,サ行)
シオッ
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ㅆ(ˀs,ッサ行)
ッサンシオッ
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ㅎ(h,ハ行)
ヒウッ
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※「ㅎ」は日本では「激音」と紹介されることもありますが、韓国国語院によるとあくまで「平音」という位置づけになるそうです。
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基本子音10個!
基本子音には、やさしく息を吐いて発音する「平音」6つ、鼻腔に呼気を通しながら発音する「鼻音」3つ、そして舌先を上前歯の裏につけその両側から息を流しながら発音する「流音」1つ、があります。「平音」のうち「ㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅈ」の4つは、前の文字にパッチムがないか、前の文字のパッチムが「ㅇ,ㄴ,ㅁ,ㄹ」の場合に濁音化して音を変えますので注意してください。
子音文字
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呼び名
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発音
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説明
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ㄱ(가)
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기역
キヨク
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k,g(カ,ガ)
カ行,ガ行
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喉の奥を舌の根元で一瞬塞ぐ音で日本語の「カ行」。発音記号「k」は正式には「無声・軟口蓋・破裂音(むせいなんこうがいはれつおん)」と言い、後舌面と軟口蓋で閉鎖を作って開放することによって起こる破裂音を表す。「平音」の1つで激音化すると「ㅋ(kʰ)」、濃音化すると「ㄲ(ˀk)」となる。また前の文字にパッチムがないか、前の文字のパッチムが「ㅇ,ㄴ,ㅁ,ㄹ」の場合に「g(グ)」と濁音化する。例「구」(ク・ku・9)、「일곱」(イルゴプ・7つ)。
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ㄴ(나)
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니은
ニウン
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n(ナ)ナ行,
パッチムならン
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舌先を上前歯の裏に当てて発音する「ナ行」の音で「鼻音」の一つ。「n」は正式には「歯茎・鼻音(しけいびおん)」と言い、舌端と歯茎で閉鎖を作り、口蓋帆(こうがいはん・軟口蓋の奥)を下げて呼気を鼻腔にも通して生じさせる音を表す。パッチムの場合「ン」の音になるが、あくまで舌先を上前歯の裏に当てた状態で発音する「ン(n)」で、「案内(あんない)」と言う時の「ん(n)」の音。舌の根元で喉を塞ぐ「ㅇ」の「ン(ŋ)」との違いに注意。例「하나」(ハナ・hana・1つ・序数詞なしの場合)、「한」(ハン・han・1つ・序数詞ありの場合)。
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ㄷ(다)
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디귿
ティグ
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t,d(タ,ダ)
タ行,ダ行
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舌先を上前歯の裏に当てて発音する「タ行」の音で、「平音」の1つ。「t」は正式には「無声・歯茎・破裂音(むせいしけいはれつおん)」と言い、舌端と歯茎で閉鎖を作って開放することによって起こる破裂の音を表す。激音化すると「ㅌ(tʰ)」で、濃音化すると「ㄸ(ˀt)」、濁音化すると「d(ドゥ)」の音になる。例「다시」(タシ・tasi・再び)。
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ㄹ(라)
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리을
リウル
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r,l(ラ)
ラ行
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「ㄹ」は舌先を上前歯の裏に当て、舌の両側から息を流して発音する「流音」と呼ばれる音。母音の前のパッチムではない「ㄹ」は「r」の音で、上歯茎を舌先で一瞬はじく日本語の「ラ行」とほとんど同じだが、パッチム「ㄹ」になると舌先を上前歯の裏にしっかり当て、舌の両側から息を流して発音する「l」の音になり、「ル」は「ウ」に近く聞こえる。発音記号「l」は正式には「有声・歯茎・側面接近音(ゆうせいしけいそくめんせっきんおん)」と言う。「歯茎音」とは上の歯茎に舌端を接触または接近させて調音する子音のこと。「側面音(そくめんおん)」とは中央の空気の流れを塞いだ舌の脇を開放させて起こす音のことで、特に空気の摩擦音ではなく声を共鳴させる音を「側面接近音」と呼び、「英語のl」もこの音になる。例「머리(mɔri)」(モリ・頭)、「알다(alda)」(アルダ・知る)。
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ㅁ(마)
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미음
ミウム
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m(マ)
マ行
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唇を一旦閉じてから発音する「マ行」の音で、3つある「鼻音」の1つ。正式には「両唇・鼻音(りょうしんびおん)」と言い、下唇と上唇で閉鎖を作り、呼気を鼻へも通すことによって生じさせる音を表す。なお「鼻音」というのは、口腔内で閉鎖を作るのと同時に、口蓋帆が下がって鼻腔へと呼気が送られてできる音のこと。例「머리」(モリ・mɔri・頭)。
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ㅂ(바)
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비읍
ピウプ
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p,b(パ,バ)
パ行,バ行
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唇を一旦閉じてから発音する「パ行」の音で、「平音」の1つ。正式には「無声・両唇・破裂音(むせいりょうしんはれつおん)」と言い、下唇と上唇で閉鎖を作り、一気に開放することによって起こる破裂の音を表す。激音化すると「ㅍ(pʰ)」、濃音化すると「ㅃ(ˀp)」、濁音化すると「b(ブ)」の音になる。例「비」(ピ・pi・雨)、「십일」(シビル・sibil・11)。
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ㅅ(사)
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시옷
シオッ
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s(サ)
サ行
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日本語の「サ行」で、「平音」の1つになるが、濁音化と激音化はせず濃音化「ㅆ(ˀs)」のみ。正式には「無声・歯茎・摩擦音(むせいしけいまさつおん)」と言い、舌端と歯茎で隙間を作って起こる摩擦の音を表す。例「사」(サ・sa・4)。
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ㅇ(아)
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이응
イウン
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無音ɸ,ŋ(ア,ン)
ア行,パッチム(ン)
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母音の前では音がなく母音そのものを発音する。つまり「ア行」。パッチムの場合は「ㄱ」と同じように舌の根元で喉を塞いで発音する「ン(ŋ)」で「鼻音」の1つになる。「ŋ」は正式には「軟口蓋・鼻音(なんこうがいびおん)」と言い、後舌と軟口蓋で閉鎖を作り、口蓋帆(こうがいはん)を下げて呼気を鼻へも通すことによって生じる音を表す。「案外(あんがい)」と言う時の「ん(ŋ)」の音。「ㄴ」の「ン(n)」との違いに注意。例「영」(ヨン・jɔŋ・0)、「런닝」(ロンニン・rɔnniŋ・ランニング)。
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ㅈ(자)
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지읒
チウッ
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tʃ,dʒ(チャ,ジャ)
チャ行,ジャ行
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「ㅈ」は「破擦音」と呼ばれる破裂と摩擦を伴う子音で、日本語の「チャ行」の音。正式には「無声・後部歯茎・破擦音(むせいこうぶしけいはさつおん)」と言い、舌端を上歯の歯茎後部にあて、舌を離した瞬間にできるすき間に息を通すことで起こる破擦音を表す。激音化すると「ㅊ(tʃʰ)」、濃音化すると「ㅉ(ˀtʃ)」、濁音化すると「dʒ(ジ)」の音になる。例「자리」(チャリ・tʃari・席)。
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ㅎ(하)
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히읗
ヒウッ
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h(ハ)
ハ行
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日本語の「ハ行(ハ,ヘ,ホ)」の音。式には「無声・声門・摩擦音(むせいせいもんまさつおん)」と言い、声門から出される無声の摩擦音を表す。語頭の「ㅎ」は「h(ハ行)」の音で発音するが、母音やパッチム「ㅇ,ㄴ,ㅁ,ㄹ」の後に続く「ㅎ」は弱音化したり発音されなくなる。この「ㅎ」は隣接する子音を激音化させる性質があり、「パッチムㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅈ+ㅎ」または「パッチムㅎ+ㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅈ」の組み合わせの時、「ㅎ」の音が消えて「ㅋ,ㅌ,ㅍ,ㅈ」と発音することになる。例「입학→이팍」(ipʰak・イパク・入学)、「좋다→조타」(chotʰa・チョタ・よい)。
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※口腔内の名称
軟口蓋や咽頭・声門などと言ってもピンとこないと思ったのでちょっと絵をかいてみました。軟口蓋は硬口蓋の奥で、咽頭は声門を含んだ喉の奥の広いエリアを指します。なお鼻音というのは口蓋帆(こうがいはん)を下げて呼気を鼻へも通して生じさせる音とされます。…きたなくてゴメン……
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激音4個!
「激音」は息を強く吐き出しながら発音する音と一般的に言われます。「有気音」や「帯気音」などとも呼ばれますが、これは調音器官(唇や舌・歯・口蓋などの声帯以外の調音の役をする音声器官 )の開放より少し遅れて母音の声帯振動が始まる子音で、(破裂音などの)閉鎖の開放後に息の流れる音、とされています。そのため正確には、息を「強く」出すよりも、子音の音を発した後、母音(声帯の振動)よりも「先に」息を出す発音を意味することになります。なおIPAでは「ʰ」と表記されます。
なお「平音」の「ㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅈ」は濁音化して「g,d,b,dʒ」と発音することがありますが、激音化すると濁音化は起こらなくなります。
子音文字
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呼び名
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発音
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説明
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ㅊ(차)
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치읓
チウッ
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tʃʰ(チャ)
チャ行の激音
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「ㅈ」が激音化したもの。「ㅊ」は濁音化はせず常に「tʃʰ」の激音で発音される。例「치마」(チマ・tʃʰima・スカート)。
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ㅋ(카)
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키읔
キウク
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kʰ(カ)
カ行の激音
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「ㄱ」が激音化したもの。「ㅋ」も濁音化はせず、常に「kʰ」の激音で発音される。例「코」(コ・kʰo・鼻)。
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ㅌ(타)
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티읕
ティウッ
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tʰ(タ)
タ行の激音
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「ㄷ」が激音化したもの。「ㅌ」も濁音化はせず、常に「tʰ」の激音で発音される。例「노트」(ノトゥ・notʰɯ・ノート)。
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ㅍ(파)
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피읖
ピウプ
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pʰ(パ)
パ行の激音
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「ㅂ」が激音化したもの。「ㅍ」も濁音化はせず、常に「pʰ」の激音で発音される。例「파」(パ・pʰa・長ネギ)。
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濃音5個!
「濃音」は喉を詰まらせて息を出さず(一旦息を止める感じ)に出す音で、頭に小さい「ッ」を入れる形でよく表記されます。クエッションマークみたいな「ˀ」という発音記号で表記されますが、これは本来アラビア語などで使われる「声門閉鎖音」の表記に使われる記号で、喉頭から咽頭(声門の上の方)を緊張させる「濃音」の適切な表記が定められていないため、「ˀ」が代用されているそうです。いずれも喉を締めて一旦息を止めるような音になりますが、「声門閉鎖音」は子音ではないのに対し、「濃音」は「子音」という位置づけになります。
なお「平音」の「ㄱ,ㄷ,ㅂ,ㅈ」は、前の文字にパッチムがないか前の文字のパッチムか「ㅇㄴㅁㄹ」の場合に濁音化して「g,d,b,dʒ」と発音すしますが、濃音化すると濁音化は起こらなくなります。
子音文字
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呼び名
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発音
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説明
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ㄲ(까)
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쌍기역
ッサンギヨク
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ˀk(ッカ)
カ行の濃音
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「ㄱ」が濃音化したもので、「がっかり」と言う時の「っか」の音。濁音化はせず常に「ˀk」の濃音で発音される。例「코끼리」(コッキリ・kʰoˀkiri・象)。
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ㄸ(따)
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쌍디귿
ッサンディグッ
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ˀt(ッタ)
タ行の濃音
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「ㄷ」が濃音化したもので、「いった」と言う時の「った」の音。濁音化はせず常に「ˀt」の濃音で発音される。例「띠」(ッティ・ˀti・ベルト)。
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ㅃ(빠)
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쌍비읍
ッサンピウプ
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ˀp(ッパ)
パ行の濃音
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「ㅂ」が激音化したもので、「さっぱり」と言う時の「っぱ」の音。濁音化はせず常に「ˀp」の濃音で発音される。例「뼈」(ッピョ・ˀpjɔ・骨)。
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ㅆ(싸)
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쌍시옷
ッサンシオッ
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ˀs(ッサ)
サ行の濃音
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「ㅅ」が激音化したもので、「あっさり」と言う時の「っさ」の音。濁音化はせず常に「ˀs」の濃音で発音される。例「싸다」(ッサダ・ˀsada・安い)。
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ㅉ(짜)
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쌍지읒
ッサンジウッ
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ˀtʃ(ッチャ)
チャ行の濃音
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「ㅈ」が激音化したもので、「あっち」と言う時の「っち」の音。濁音化はせず常に「ˀtʃ」の濃音で発音される。例「짜다」(ッチャダ・ˀtʃada・しょっぱい)。
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おわり!
お疲れ様でした。
母音についてもまとめておきましたので、お時間があったらチェックしてみてください。
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