中華民国(台湾)国歌!(カタカナ歌詞和訳付き)

中華民国国歌」は、1924年に中国国民党によって設立された中国の陸軍士官学校の開校式において、孫文が行った演説の内容に曲付けしたものになります。内容は、民族主義、民権主義、民生主義からなる三民主義こそが、中国の国際的地位や国内的地位の平等化を可能にする、という孫文の基本理論。中華民国とは清朝が倒れた後、1912年に孫文を臨時大統領として中国に成立した国家になりますが、1949年に共産党との内戦に敗れて台湾に落ちのびそのまま現在に至ります。つまり現在の「台湾国歌」のことになりますが、「三民主義歌」とも呼ばれています。
この「中華民国(台湾)国歌」にカタカナ歌詞と和訳を付けてみました。

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中華民国(台湾)国歌のカタカナ歌詞と和訳

 

青字「そり舌音」と呼ばれる特殊な発音を表します。詳しくは下で説明します。

 

サン  ミン  ズー  イー ウー  ダン  スオ  ゾン
Sān mín zhǔ yì,  Wú dǎng suǒ zōng.
三 民 義,吾 黨 所 宗
三民主義は、我が党の指針。

イー  ジアン  ミン  グオ イー  ジン  ダー  トン
Yǐ jiàn mín guó, Yǐ jìn dà tóng.
以 建 民 國,以 進 大 同。
これをもって民国を建設し、これをもって大同(世界平和)に進む。

ズー  ウール  ドゥオ  シー ウェイ  ミン  チアン  フェン
Zī ěr duō shì, Wèi mín qián fēng.
咨 爾 多 ,爲 民 前 鋒
ああ、多くの人々よ、民の模範となって、

スー  イエ  フェイ  シエ ズー  イー  シー  コン
Sù yè fěi xiè, Zhǔshì cóng.
夙 夜 匪 懈, 從。
朝夜怠けることなく、(三民)主義に」従おう。

シー  チン  シー  イオン ビー  シン  ビー  ジオン
Shǐ qín shǐ yǒng  Bì xìn, bì zhōng.
勇,必 信 必
勤勉で勇敢であれ、必ず信じ必ず忠実であれ。

イー  シン  イー  ドゥー グアン  チゥー  シー  ジオン
Yì xīn yì dé, Guàn chè shǐ zhōng.
一 心 一 德,貫 徹 始 終
心と美徳を一つにして、始終一貫しよう。

出典:ウィキペディア

中華民国(台湾)国歌楽譜1

中華民国(台湾)国歌楽譜2

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ピンインの読み方と発音をザックリ解説!

漢字の上に記載されたアルファベットは「ピンイン」と言い、中国で用いられている漢字の読み仮名に相当します。概ねローマ字読みですが、いくつかのルールを知っておく必要があります。

①「e」の発音

まず「e」は母音ですが、「エ」ではなく「エの口でオ」と発音する感じで、結果的に「アとウの中間」のような曖昧母音になります。なので「爾er」は「ウール」、「徳de」は「ドゥー」、「徹che」は「チゥー」に近い音になります。しかし「e」に他の母音が並ぶ(複母音という)と、「エ」と発音するというルールがあるため、「夜ye」は「イエ」、「匪fei」は「フェイ」、「懈xie」は「シエ」と発音することになります。

②「そり舌音」

子音の後に「h」が続く綴りは、中国語特有の「そり舌音」を表します。舌先を上にそり、口腔内の上部にもっていった状態で「ズー、ジー、ジオン」などと発音します。「z、c」で始まる「そり舌音」「zhu、zhong、che」は舌先を上に軽く当てた状態から発音するのに対し、「s」で始まる「そり舌音」「shi」は最初から舌先をわずかに離した状態から始めるのがポイント。日本人にとって難しい発音と言われます。注意が必要なので「そり舌音」を青字で表記しておきます。

③「n」「ng」の発音

「n」「ng」で終わる文字は「鼻母音」と呼ばれる鼻に響かせる特殊な音。どちらも「ン」の音で「g(グ)」は発音しませんが、「n」は「あんない(案内)」というときの「ン」の音で、舌先を上の歯の裏に当てた状態のまま終わる。それに対し「ng」は「あんがい(案外)」というときの「ン」の音で、舌先をどこにもつけずに終わる音になります

④その他のルール

「yi」は「イー」、「wu」は「ウー」と発音。そして「咨zī」は「ジー」ではなく、口を横に引き「イの口の形」のまま「ズー」と発音します。

⑤声調とは

「ピンイン」の上に付いている4種類のマーク「ī,í,ǐ,ì」は、「声調」と呼ばれるシナ・チベット語族特有の発音のルール。音の上がり下がりのイントネーションのようなもので、同じピンインの綴りであっても、「声調」が異なれば使われる漢字も意味も異なります。

第一声「ī」は高い音のままのばす。
第二声「í」は日本語の「えー!」のように低い音から高い音へと上げる
第三声「ǐ」は最初から最後まで低く抑える。
第四声「ì」はカラスの「カー」のように高い音から低い音へと下げる。

中国の共通語である普通語(プートンファ)ではこのようなルールがありますが、歌う上ではあくまでメロディーを優先しますので、あまり気にする必要はないと思われます。

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