
Bongiorno(ブオンジョールノ・こんにちは)!
Come sta(コーメスタ・お元気ですか)?
イタリア語の数字の読み方・数え方をまとめてみました。
イタリア語はローマ字読みに近く母音も日本語の「あいうえお」に近いため、日本人が発音しやすく日本人と相性のいい言語と言われています。
ただイタリア語の単語には各単語に一箇所ずつ「アクセント」と呼ばれる箇所があり、そこを「長く発音」するというルールになっていますので、「アクセント」だけ少し気を付けてください。多くは後ろから2番目の音節にアクセントが来ることになっていますが、例外も多く存在するため、アクセント箇所を太字にしておきました。
その他の特殊な発音のルールなどは、その都度簡単に説明していきます。
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0〜19まで
1から10までがすべての数字の基礎になりますので最優先で覚えてください。
数字
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スペル
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カタカナ
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備考
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0
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zero
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ゼーロ
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z(ヅェータ)にはツァ行とザ行の音があり、0はザ行。
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1
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uno
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ウーノ
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伊語のuは日本語のウよりも唇を前に突き出す。
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2
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due
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ドゥーエ
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3
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tre
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トレ
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r(エッレ)は単語の先頭に来るか前後のいずれかに子音が来ると巻き舌で発音することになっているため、treは巻き舌。
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4
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quattro
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クァットロ
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quattroのrも巻き舌。伊語ではquの綴りでク、quaの綴りでクァと発音する。
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5
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cinque
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チーンクェ
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伊語のcにはカ行とチャ行があり、ca,co,cuはカ行でci,ceはチャ行。ciはチと発音する。
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6
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sei
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セーイ
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7
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sette
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セッテ
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ttのような2重子音は小さいッ。
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8
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otto
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オット
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9
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nove
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ノーヴェ
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10
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dieci
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ディエーチ
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十。
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11
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undici
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ウーンディチ
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11から16までは「1の位(を若干変えた形)+dici」。
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12
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dodici
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ドーディチ
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13
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tredici
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トレーディチ
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13は「1の位+dici」
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14
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quattordici
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クァットールディチ
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quattroとrとoが入れ変わるので注意。
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15
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quindici
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クィーンディチ
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quiの綴りでクィ。15はcinqueからスペルが結構変わる。
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16
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sedici
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セーディチ
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seiのiを取ってdiciを付ける。
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17
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diciassette
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ディチャッセッテ
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17から19は「dici+1の位」となるが、17は間にasを入れる。
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18
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diciotto
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ディチョット
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iに他の母音が続くと前の子音と結びついて拗音に近い音になる。ioはイオよりもcと結びついてチョに近くなる。
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19
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diciannove
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ディチャンノーヴェ
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diciとnoveの間にanを入れる。iaはイアよりも前のcと結びついてチャに近くなる。
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イタリア語の発音のルールをちょっと解説!
イタリア語の発音はローマ字読みに近く母音も日本語と近いため日本人と相性がいいのですが、正しく発音するためには知っておくべきことがいくつかあります。ここではそのイタリア語の発音のルールを簡単に解説しますが、お急ぎの方やご存知の方は飛ばしてもらって構いません。
1 イタリア語の基本母音は「a,e,i,o,u」
イタリア語の母音は正確には7つあるのですが、そのうちの2つ「è(ɛ,アに近い口の開きが大きいエ),ò(ɔ,oよりも若干口の開きが大きいオ)」の重要性は低く、大きく「a,e,i,o,u,アエイオウ」の5つに集約されています。正確に言うと全く同じわけではないのですが、日本語の「アイウエオ」とほぼ同じになります。
2 アクセントをはっきり発音する
イタリア語の単語には各単語に一箇所ずつ「アクセント」と呼ばれる箇所があり、そこを「長く発音」するというルールになっています。多くは後ろから2番目の音節がアクセント箇所になっているのですが、単語末にアクセントがくる場合や同音異義語を区別する時などに「à,è,ì,ò,ù」「é,ó」といったアクセント記号を付けることになっています。このアクセントをはっきり発音するとイタリア語らしくなります。
なお「è,ò」(アッチェント・グラーヴェ)は口を大きく開けて「エ(ɛ),オ(ɔ)」と発音するのに対し、「é,ó」(アッチェント・アクート)は口をあまり開けずに「エ(e),オ(o)」(通常のe,o)と発音します。
例 ventitré(ヴェンティトレー・23)
3 イタリア語の「r(エッレ)」には巻き舌と巻かない「r」がある
イタリア語ではアルファベットの「r」を「エッレ」と言いますが、巻き舌で発音する場合と普通のラ行で発音する場合があります。「r」が単語の先頭に来る場合や前後のいずれかに子音が来る場合は巻き舌で、前後を母音に挟まれた場合は巻かずに「r」を発音することになっています。
例 quattro(クァットロ・4・巻き舌です)
例 trentatré(トレンタトレー・33・両方とも巻き舌)
4 イタリア語の「c」にはカ行とチャ行がある
「カ,キ,ク,ケ,コ」をイタリア語で表記すると「ca,chi,cu,che,co」。「チャ,チ,チュ,チェ,チョ」をイタリア語で表記すると「cia,ci,ciu,ce,cio」。となります。「ci,ce」がカ行ではなくチャ行になることに注意してください。
例 cinque(チーンクエ・5)「キーンクエ」
例 dieci(ディエーチ・10」「ディエーキ」
例 cento(チェーント・100)「ケーント」
5 イタリア語では「qu」の綴りで「ク」
イタリア語では「qu」の綴りで「ク」と読み、後ろに母音が続きます。その際「qua」であれば「クァ」、「qui」は「クィ」、「que」は「クェ」、「quo」は「クォ」、と発音することになっています。
例 quattro(クァットロ・4)
例 cinque(チーンクェ・5)
6 母音i+a,u,e,oは拗音
母音「i」に他の母音「a,u,e,o」が続くと、「イア・イウ・イオ」よりも前の子音と結びついて「リャ・リュ・リョ・チャ・チュ・チョ」などの拗音に近くなる。
例 diciassette(ディチャッセッテ・17)
例 diciotto(ディチョット・18)
7 sには「清音ス」と「濁音ズ」がある
①後ろにb,d,g,l,m,n,r,vが続いたら「濁音ズ」。
②sが母音に挟まれたら「清音ス」と「濁音ズ」の両方がある。
例 ventisei(ヴェンティセーイ・26)
例 undicesimo(ウンディチェーズィモ・11番目の)
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20〜90まで

20以降は基本的には10の位に1の位をつなげるだけ。ですので40以降は10の位のみを表記していきます。下一桁が1,3,8の時は、少しだけ表記が変わりますので注意してください。
数字
|
スペル
|
カタカナ
|
備考
|
20
|
venti
|
ヴェーンティ
|
|
21
|
ventuno
|
ヴェントゥーノ
|
21と28はventiのiが取れる。30以上も同様に一の位が1と8の時は十の位の最後の文字が取れる。
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22
|
ventidue
|
ヴェンティドゥーエ
|
十の位と一の位で単語を2つに分ける事はしない。
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23
|
ventitré
|
ヴェンティトレー
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éはアクセントがあることを表す。単語末にアクセントがあるときは必ずアクセント記号をつけることになっている。
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24
|
ventiquattro
|
ヴェンティクァットロ
|
基本的にアクセントは後ろにつく。
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25
|
venticinque
|
ヴェンティチーンクエ
|
|
26
|
ventisei
|
ヴェンティセーイ
|
|
27
|
ventisette
|
ヴェンティセッテ
|
|
28
|
ventotto
|
ヴェントット
|
21と28はventiのiが取れる。30以上も同様に1の位が1と8の時は十の位の最後の文字が取れる。
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29
|
ventinove
|
ヴェンティノーヴェ
|
|
30
|
trenta
|
トレーンタ
|
rは巻き舌。
|
31
|
trentuno
|
トレントゥーノ
|
31も21同様に十の位の最後の文字が取れる。
|
32
|
trentadue
|
トレンタドゥーエ
|
|
33
|
trentatré
|
トレンタトレー
|
23同様に一の位が3の時はアクセントが最後につく。
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38
|
trentotto
|
トレントット
|
38も28同様に十の位の最後の文字が取れる。
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40
|
quaranta
|
クァラーンタ
|
40から90までは「一の位(を若干変えた形+anta)」
|
50
|
cinquanta
|
チンクァーンタ
|
|
60
|
sessanta
|
セッサーンタ
|
|
70
|
settanta
|
セッターンタ
|
|
80
|
ottanta
|
オッターンタ
|
|
90
|
novanta
|
ノヴァーンタ
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100以上
ここからは2兆まで一気に紹介します。
数字
|
スペル
|
カタカナ
|
備考
|
100
|
cento
|
チェーント
|
百。cはca,cu,coはカ行だが、ci,ceはチャ行なので注意。
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101
|
centouno
|
チェントウーノ
|
|
121
|
centoventuno
|
チェントヴェントゥーノ
|
百の位centoにそのまま下2桁を付けるだけ。
|
200
|
duecento
|
ドゥエチェーント
|
200から900までは「一の位+cento」。
|
300
|
trecento
|
トレチェーント
|
|
400
|
quattrocento
|
クァットロチェーント
|
|
500
|
cinnquecento
|
チンクエチェーント
|
|
600
|
seicento
|
セイチェーント
|
|
700
|
settecento
|
セッテチェーント
|
|
800
|
ottocento
|
オットチェーント
|
|
900
|
novecento
|
ノヴェチェーント
|
|
1,000
|
mille
|
ミッレ
|
千。2千以降はmilleではなくmilaを使う。
|
2,000
|
duemila
|
ドゥエミーラ
|
千以降は千から10万の位を3桁(cento)で表記してmilaを付ける。
|
3,000
|
tremila
|
トレミーラ
|
アクセントは後ろのmila。
|
4,000
|
quattromila
|
クァットロミーラ
|
|
5,000
|
cinquemila
|
チンクエミーラ
|
|
6,000
|
seimila
|
セイミーラ
|
|
7,000
|
settemila
|
セッテミーラ
|
|
8,000
|
ottomila
|
オットミーラ
|
|
9,000
|
novemila
|
ノヴェミーラ
|
|
10,000
|
diecimila
|
ディエチミーラ
|
1万。
|
11,000
|
undicimila
|
ウンディチミーラ
|
|
20,000
|
ventimila
|
ヴェンティミーラ
|
|
100,000
|
centomila
|
チェントミーラ
|
10万。
|
1,000,000
|
un milione
|
ウン ミリオーネ
|
100万。
|
2,000,000
|
due milioni
|
ドゥーエ ミリオーニ
|
200万以上はmilioniを使う。
|
12,345,678
|
dodici milioni trecentoquarantacinquemilaseicentosettantotto
|
ドーディチ ミリオーニ トレチェントクァランタチンクェミラセイチェントセッタントット
|
|
1,000,000,000
|
un miliardo
|
ウン ミリアールド
|
10億。rは巻き舌。
|
2,000,000,000
|
due miliardi
|
ドゥーエ ミリアールディ
|
20億以上はmiliardiを使う。
|
1,000,000,000,000
|
un trilione
|
ウン トリリオーネ
|
1兆。rは巻き舌。
|
2,000,000,000,000
|
due trilioni
|
ドゥーエ トリリオーニ
|
2兆以上はtrilioniを使う。
|
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序数

序数も少し載せておきます。序数は物事の順序や分数の分母なのに使われます。11以降は数字(基数)の最後の文字を取って「esimo」を付けます。序数は後ろに続く名詞の性と数によって最後の文字が変化しますが、ここでは男性単数形を載せておきます。
数字
|
スペル
|
カタカナ
|
1番目の
|
primo
|
プリーモ
|
2番目の
|
secondo
|
セコーンド
|
3番目の
|
terzo
|
テールツォ
|
4番目の
|
quarto
|
クァールト
|
5番目の
|
quinto
|
クィーント
|
6番目の
|
sesto
|
セースト
|
7番目の
|
settimo
|
セッティモ
|
8番目の
|
ottavo
|
オッターヴォ
|
9番目の
|
nono
|
ノーノ
|
10番目の
|
decimo
|
デーチモ
|
11番目の
|
undicesimo
|
ウンディチェーズィモ
|
12番目の
|
dodicesimo
|
ドディチェーズィモ
|
13番目の
|
tredicesimo
|
トレディチェーズィモ
|
14番目の
|
quattordicesimo
|
クァットルディチェーズィモ
|
15番目の
|
quindicesimo
|
クィンディチェーズィモ
|
16番目の
|
sedicesimo
|
セディチェーズィモ
|
17番目の
|
diciassettesimo
|
ディチャッセッテーズィモ
|
18番目の
|
diciottesimo
|
ディチョッテーズィモ
|
19番目の
|
diciannovesimo
|
ディチャンノヴェーズィモ
|
20番目の
|
ventesimo
|
ヴェンテーズィモ
|
21番目の
|
ventunesimo
|
ヴェントゥネーズィモ
|
100番目の
|
centesimo
|
チェンテーズィモ
|
※序数は形容詞なので、後ろに続く名詞の性と数によって最後の文字が変化します。
後ろの名詞が男性単数ならば「o」
例 Primo studente(1番目の生徒)
後ろの名詞が男性複数ならば「i」
例 Primi studenti(1番目の生徒達)
後ろの名詞が女性単数ならば「a」
例 prima persona(1番目の人)
後ろの名詞が女性複数ならば「e」
例 prime persone(1番目の人達)
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