中国語の数字の読み方・数え方!ピンインの発音もカタカナ表記付きで解説!

你好(ニーハオ・こんにちは)!
 
 
中国には日本には存在しない漢字が数多く存在しますが、数字を表すために使う漢字は実はほとんど日本と同じです。麻雀やドラゴンボールなどでも中国語の数字を耳にする機会がありますので、多くの方が一桁の数字は聞いたことあるのではないでしょうか。
 
ですが実際は日本語には存在しない特殊な発音のルールがあるため、日本人が正確に発音するのは難しいです。しかもやっかいなことに中国語は声調によって意味が変わってしまうため、発音が正しくないと伝わりません。
 
ここではその中国語の数字の読み方・数え方を、ピンイン表記や発音のルールとともに紹介していきます。
 
正確な発音を意識して覚えてみてください。
 
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1〜19まで

中国語には音の高低のパターンによって意味を使い分ける「声調(せいちょう)」と呼ばれる特殊な発音方法が採用されています。後でもう少し詳しく説明しますが、カタカナの隣りにある印「 ̄⤴⤵ ͜  ・」はこんな感じで発音するという「声調」のイメージだと思ってください。適当な記号が見つからなかったのですが、なんとなくニュアンスを掴んでいただければと思います。
 
数字
漢字(ピンイン)
カタカナ
備考
0
零(líng)
リン(⤴)
íは上がり調子の第二声を表す。中国語のンには、舌先が上の歯の裏につくナ行を発音する直前のン(n)と、舌先をどこにもつけず舌の根元で喉を塞ぐン(ng)の2つがあるが、língは後者。gをグと発音してはダメ。
1
一(yī)
イー( ̄)
ピンイン表記のルールでiが単独の時は頭にyを付けることになっている。つまりyīはī(イー)と発音する(単母音)。一(yī)は後ろに来る字の声調が第一,ニ,三声であれば第四声(Yì)に、第四声であれば第二声(Yí)にと声調が変わる。
2
二(èr)
アール(⤵)
ピンインのeをエと読むケースは少ない。erは短母音の一つで舌を軽く反らせながら「アール」と発音。rは舌先が上に付かないようにする。第四声なので高い調子から一気に落とす。
2
两(liǎng)
リアン(  ͜  )
2の表記だけは二通りある。数の順序を表す時は二(èr)を使うが、後ろに量詞を伴い人や物を数える時は两(liǎng)を使う。また基本的には一の位と十の位の表記には二を使うが、百の位と千の位の表記には两(liǎng)を使うことになっている。
3
三(sān)
サン( ̄)
唯一日本語と同じ読みだが、第一声なので終始高い調子を維持。
4
四(sì)
スー(⤵)
sìはシーではなく、口を横に引いてイを発音する口で「スー⤵」と発音する。
5
五(wǔ)
ウー(  ͜  )
ピンイン表記のルールでuが単独の時は頭にwを付けることになっている。つまりwǔはǔ(ウー ͜  )と発音する(単母音)。第三声なので終始低い調子を維持。
6
六(liù)
リオウ(⤵)
ピンイン表記のルールで子音の後にiouが続くとoを表記しないことになっている。つまり本当の発音はliou(リオウ⤵)。
7
七(qī)
チー( ̄)
qīは息を音より一瞬先に出し、しっかり息を出す有気音。
8
八(bā)
バー( ̄)
bāは息を出さず、音を強めに発音する無気音。
9
九(jiǔ)
ジオウ(  ͜  )
6と同じで子音の後にiouが続くとoを表記しない。つまり本当の発音はjiou(ジオウ ͜  ) 。
10
十(shí)
シー(⤴)
shíの様に子音の後に来るhはそり舌音を示す。舌を上にそり、口腔内の上部に当たるスレスレの所(当てない)まで持っていき「シー⤴」と発音する。
11
十一(shíyī)
シーイー(⤴ ̄)
基本的に10代の表記は日本語と同じ。十の後に一〜九をつなげるだけ。
12
十二(shíèr)
シーアール(⤴⤵)
13
十三(shísān)
シーサン(⤴ ̄)
14
十四(shísì)
シースー(⤴⤵)
15
十五(shíwǔ)
シーウー(⤴ ͜  )
16
十六(shíliù)
シーリオウ(⤴⤵)
17
十七(shíqī)
シーチー(⤴ ̄)
18
十八(shíbā)
シーバー(⤴ ̄)
19
十九(shíjiǔ)
シージオウ(⤴ ͜  )
 
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中国語の発音のルールをちょっと解説!

日本語と中国語は同じ漢字を使う言語なのですが、発音のルールが異なるため、いわゆる読み仮名に当たるピンインをローマ字読みしてもほとんど伝わりません。ここではその中国語の発音のルールを簡単に解説しますが、お急ぎの方やご存知の方は飛ばしてもらって構いません。
 
 
1 4つの声調がある
中国や東南アジアの一部地域で話されている言語を総称して「シナ・チベット語族」と言いますが、これらの言語には音の高低のパターンによって意味を使い分ける「声調(せいちょう)」と呼ばれる特殊な発音方法が採用されています。現在中国の標準語とされている言語を「普通語(プートンファ)」(北京語)と言いますが、この「普通語」には次の4つの「声調」が存在します。同じ読みでも「声調」が変われば使われる漢字も意味も変わりますので、「声調」は正確に発音する必要があります。
 
第一声
マー( ̄)
高い音のまま伸ばす。
第二声
マー(⤴)
日本語の「えー!」のように低い音から高い音に一気に上げる。
第三声
マー( ͜   )
最初から最後まで低く抑える。
第四声
マー(⤵)
カラスの「カー」のように高い音から低い音へ一気に下げる。
※カタカナの隣の( ̄⤴⤵  ͜  ・)は発音するときの声調のイメージだと思ってください。
※またこれとは別に何も印をつけない「軽声(・)」というものがあります。「軽声」は中間近くの調子で軽く短く発音します。
 
 
2 中国語の単母音は7種類
中国語の母音は、短母音・複合母音(13種類)・鼻母音(16種類)から構成されていますが、基本的な母音である短母音は「a,o,e,i,u,ü,er」の7種類があります。
a」 日本語の「ア」に近い。
o」 日本語の「オ」に近い。
e」 エではなく脱力した曖昧な音。半開きのアの口でオを発音する感じだが、「ウ」に近く聞こえる。
i」 日本語の「イ」に近い。
u」 日本語の「ウ」よりも口をすぼめる。
ü」 「ウ」の口で「イ」と発音する感じ。
er」 舌を軽くそらせながら「アール」と発音するが、舌先は口の上に付けない。
※このうち特に注意が必要なのが「e」で、条件によっては「エ」と読んだり、「ア」に近くなったりと複雑なルールが存在します。
 
 
3 「i,u」の音が単独の場合頭に「y,w」を付ける
「i(イー)」「u(ウー)」は共に母音ですが、単独でピンイン表記する場合は、頭に「y」「w」を付けて「yi(イー)」「wu(ウー)」と表記することになっています。変わるのは表記だけで発音は変わりません。
例 一(yī) イー( ̄)
例 五(wǔ) ウー( ͜   )
 
 
4 「si」は「シー」ではなく「スー」
ピンイン表記で「zi」「ci」「si」は「ジー」「チー」「シー」ではなく、口を横に引いてイを発音する口の形で「ズー」「ツー」「スー」と発音する。
例 四(sì) スー(⤵)
 
 
5 子音のあとの「iu」は本当は「iou」
子音の後にある「iou(イオウ)」という音は、ピンイン表記上真ん中の「o」を省略して「iu」と表記することになっています。表記にない「o」をきちんと発音すること。
例 六(liù) リオウ(⤵)
例 九(jiǔ) ジオウ( ͜   )
 
 
6 「そり舌音」という特殊な音
子音の後に「h」が続く表記は「そり舌音」とよばれる特殊な音を表します。「そり舌音」は舌先を歯茎の上に向かってそり、上下の歯を合わせた状態で発音する音。「zhi」「chi」「shi」「ri」がありますが、「zhi」「chi」は舌先を口内の上部に一瞬付けた状態から「ジー」「チー」と発音するのに対し、「shi」「ri」は上部に一切触れることなく(スレスレの状態で)「シー」「リー」と発音します。日本には存在しない音です。
例 十(shí) シー(⤴)
 
 
7 中国語の「ン」には「n」と「ng」の2つある
中国語の「ン」には、舌先が上の歯の裏につくナ行を発音する直前の「ン(n)」と、舌先をどこにもつけず舌の根元で喉を塞ぐ「ン(ng)」の2つがあります。前者は「案内」と言う時の「ン」で、後者は「案外」を言う時の「ン」。「g」を「グ」と発音してはダメです。
例 千(qiān) チエン( ̄)
例 零(líng) リン(⤴)
 
 
8 「iang」は「イアン」だが、「ian」は「イエン」
ピンインの発音のルール上、「iang」は「イアン」と発音しますが、「ian」は「イエン」と発音することになっています。
例 两(liǎng) リアン( ͜   )
例 千(qiān) チエン( ̄)
 
 
9 第三声+第三声→第二声+第三声
第三声が続くと、ピンインの表記はそのままですが、発音上最初の第三声は第二声になるというルールがあります。
例 两百(liǎngbǎi) リアンバイ(⤴ ͜   )
 
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20以上

20以上の表記も日本語と同じで、一から十を組み合わせるだけ。一応20代だけ全部表記しておきますが、「十(shi)」が10代とは異なり軽声で発音されるようになりますので気をつけてください。
 
数字
漢字(ピンイン)
カタカナ
備考
20
二十(èrshí)
アールシー(⤵⤴)
21
二十一(èrshiyī)
アールシーイー(⤵・ ̄)
十は前後を数字に挟まれたら「shi」と軽声で発音することになっている。軽声は中間近くの調子で軽く短く発音する。
22
二十二(èrshièr)
アールシーアール(⤵・⤵)
23
二十三(èrshisān)
アールシーサン(⤵・ ̄)
24
二十四(èrshisì)
アールシースー(⤵・⤵)
25
二十五(èrshiwǔ)
アールシーウー(⤵・  ͜  )
26
二十六(èrshiliù)
アールシーリオウ(⤵・⤵)
27
二十七(èrshiqī)
アールシーチー(⤵・ ̄)
28
二十八(èrshibā)
アールシーバー(⤵・ ̄)
29
二十九(èrshijiǔ)
アールシージオウ(⤵・ ͜  )
30
三十(sānshí)
サンシー( ̄⤴)
数字が十の前後どちらかしかない場合は本来の第二声。
40
四十(sìshí)
スーシー(⤵⤴)
50
五十(wǔshí)
ウーシー(  ͜  ⤴)
60
六十(liùshí)
リオウシー(⤵⤴)
70
七十(qīshí)
チーシー( ̄⤴)
80
八十(bāshí)
バーシー( ̄⤴)
90
九十(jiǔshí)
ジオウシー(  ͜  ⤴)
 
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100以上

ここでは100以上の大きな数字を一気に紹介していきます。日本語と同じで基本的には大きな数字から並べていくだけなのですが、「0」と「2」については少し変わったルールがあるので注意が必要です。中国語の「2」の表記には「二(èr)」と「两(liǎng)」の2つあり、数の順序には「二」を、量詞を伴いものを数える時には「两」を使うことになっています。また中国語の数字は日本と同じく、万,億,兆と4桁ごとを大きな単位としますが、基本的にはそのうちの一の位と十の位は「二」を、百の位と千の位は「两」を使うことになっています。少し複雑なのでここでは「2」の表記を中心に見ていきます。
 
数字
漢字(ピンイン)
カタカナ
備考
100
百(yìbǎi)
イーバイ(⤵  ͜  )
中国語では百,千,万の位の数字が一の時でも一を表記することになっている。一(yī)は後ろの字の声調が第一,ニ,三声であれば第四声(yì)に、第四声であれば第二声(yí)にと声調が変わるというルールがあるため、第四声(yì)で発音する。
111
一百十一(yìbǎiyīshiyī)
イーバイイーシーイー(⤵  ͜   ̄・ ̄)
3桁以上の10代の表記は十の前に一を付けるが、数字に挟まれた十は軽声(shi)になるため、直前の一は本来の第一声(yī)に戻る。
200
百(liǎngbǎi)
リアンバイ(  ͜  )
普通に数字を数える場合、2桁(十の位)までは二(èr)を使うが、3桁(百の位)以上は两(liǎng)を使うことになっている(※二百のときは二も使う)。第三声が続くと最初の第三声は第二声になるというルールがある。
222
两百二十二(liǎngbǎièrshièr)
リアンバイアールシーアール(⤴  ͜  ⤵・⤵)
十の位までは二(èr)を使うが、百の位以上は两(liǎng)を使う。
300
三百(sānbǎi)
サンバイ( ̄  ͜  )
1,000
千(yìqiān)
イーチエン(⤵ ̄)
千の位が一でも一を表記する。
2,000
千(liǎngqiān)
リアンチエン(  ͜   ̄)
千の位の2の表記には两(liǎng)を使用。ピンインの発音のルールではiangはイアン、ianはイエンと発音することになっている。だから两(liǎng)はリアンで、千(qiān)はチエンと発音する。
2,002
两千二(liǎngqiānlíngèr)
リアンチエンリンアール(  ͜   ̄⤴⤵)
0が数字に挟まれている場合、0が1つでも2つでも零(líng)を一回だけ入れる。
2,022
两千二十二(liǎngqiānlíngèrshièr)
リアンチエンリンアールシーアール(  ͜   ̄⤴⤵・⤵)
0が数字に挟まれている場合、0が1つでも2つでも零(líng)を一回だけ入れる。
2,222
两千两百二十二(liǎngqiānliǎngbǎièrshièr)
リアンチエンリアンバイアールシーアール(  ͜   ̄ ⤴  ͜  ⤵・⤵)
千の位までの2の表記は、基本的には上2桁は两、下2桁は二を使う。これは万,億の単位においても同じ(単独の2万などは两万)。
10,000
万(yíwàn)
イーワン(⤴⤵)
万の位が一でも一を表記する。一(yī)は後ろの字の声調が第一,ニ,三声であれば第四声(yì)に、第四声であれば第二声(yí)に、声調が変わるというルールがあるため、第二声(yí)で発音する。
20,000
万(liǎngwàn)
リアンワン(  ͜  ⤵)
2万,2億など2が単独で現れた場合は、万,億の位でも二ではなく两を使う。
100,000
十万(shíwàn)
シーワン(⤴⤵)
万や億の単位においても10代は一を付けない。
120,000
十二万(shíèrwàn)
シーアールワン(⤴⤵⤵)
12万は十二万と表記し、两は使わない。2万,2億など2が単独で現れた場合は、万,億の位でも二ではなく两を使う。
222,000
二十二万两千(èrshièrwànliǎngqiān)
アールシーアールリアンチエン(⤵・⤵⤵  ͜   ̄)
2万の時は两を使うが、12万や22万のように2が単独で現れない場合は二を使う。千の位の2には两を使う。
1,000,000
百万(yìbǎiwàn)
イーバイワン(⤵  ͜  ⤵)
100万。百の前に一を付ける。
10,000,000
千万(yìqiānwàn)
イーチエンワン(⤵ ̄ ⤵)
1000万。千の前に一を付ける。
22,2200,000
两千两百二十二万(liǎngqiānliǎngbǎièrshièrwàn)
リアンチエンリアンバイアールシーアールワン(  ͜   ̄ ⤴  ͜  ⤵・⤵⤵)
上で紹介した2,222に万を付けただけ。このように万,億の位も基本的には上2桁は两、下2桁は二を使う。
100,000,000
一亿(yíyì)
イーイー(⤴⤵)
1億。一は第四声の前なので第二声(yí)になる。
200,000,000
亿(liǎngyì)
リアンイー(  ͜  ⤵)
2億。億を単位とした場合も単独で2を表記する時は两を使う。
1,000,000,000
十亿(shíyì)
シーイー(⤴⤵)
10億を単位とした場合も十の前には一はつけない。
10,000,000,000
百亿(yìbǎiyì)
イーバイイー(⤵  ͜  ⤵)
100億。
100,000,000,000
千亿(yìqiānyì)
イーチエンイー(⤵ ̄⤵)
1000億。
222,200,000,000
两千两百二十二亿(liǎngqiānliǎngbǎièrshièryì)
リアンチエンリアンバイアールシーアールイー(  ͜   ̄ ⤴  ͜  ⤵・⤵⤵)
2222億。億を単位とした場合も、基本的には上2桁は两、下2桁は二を使う。
1,000,000,000,000
一兆(yízhào)
イーザオ(⤴⤵)
1兆。一は第四声の前なので第二声(yí)。兆(zhào)はそり舌音。
 
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おわり

 
お疲れ様でした。いかがでしたか?
 
一〜十と百,千,万くらい覚えておけば、ある程度の桁までは概ね表現できると思います。使用される漢字自体は決して多くはありません。
 
ですが中国語は正しい発音をしなければ伝わりません。ですので余裕のある方は声調と発音のルールも意識するようにしてみてください。
 
それでは。
 
中国語に興味のある方にはこちらもおすすめです。
 
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