ドルトムントのハーランドの歌をドイツ語で歌ってみよう!【カタカナ歌詞と日本語和訳付き!】

今回紹介するのはアーリング・ハーランドのドルトムント時代のドイツ語の曲(旧バージョン)。一応正式なタイトルがあって、曲名は「Der Haaland (Haaland Haaland)」(2021年)で、アーティストは「DJ11」だそうです。「Der(デア)」は定冠詞で英語の「the」に相当。ただドイツ語ではb,d,gの後に母音が続かない場合は静音で発音することになっているため「デア・ハーラント」と読みます。
この「ハーランドの歌・Der Haaland (Haaland Haaland)」にカタカナ歌詞と日本語和訳をつけてみました。歌の研究と批評です。
※ちょっと自信ないです。違ったらごめんなさい。
 
スポンサードリンク
 
 

ドイツ語歌詞とカタカナ歌詞+和訳!

 
曲名「Der Haaland」
アーティスト「DJ11」
 
ハーラント ハーラント
Haaland, Haaland
ハーランド ハーランド
 
ゼルプスト ディー バイアーン ハーベン アングスト
Selbst die Bayern haben Angst
バイエルンですら恐れている
 
バルト ケント イーン ダス ガンツェ ラント
Bald kennt ihn das ganze Land
まもなく国全体が彼を知ることになる
 
ハハハ ハーラント ヘイ
Ha ha ha Haaland Hey!
ハハハ ハーランド ヘイ
 
ハーラント ハーラント
Haaland, Haaland
ハーランド ハーランド
 
ゲスターン ヴァール エア ウンベカント
Gestern war er unbekannt
昨日彼は知られていなかった
 
ホイテ ファイアート イーン ダス ガンツェ ラント
Heute feiert ihn das ganze Land
今日国全体が彼を賛美する
 
ハハハ ハーラント ヘイ
Ha ha ha Haaland Hey!
ハハハ ハーランド ヘイ
 
ハーラント ハーラント
Haaland, Haaland
ハーランド ハーランド
 
イェーダー シュス デア イスト アイン トーア
Jeder Schuss der ist ein Tor
全てのシュートがゴールになる
 
バルト クネプフト エア ズィヒ ネイマー フォーア
Bald knöpft er sich Neymar vor
まもなく彼はネイマールをコテンパンにするだろう
 
ハハハ ハーラント ヘイ
Ha ha ha Haaland Hey!
ハハハ ハーランド ヘイ
 
ハーラント ハーラント
Haaland, Haaland
ハーランド ハーランド
 
ハットトリックス ズィント ザイン ホビ ヴァイル
Hattricks sind sein Hobby weil
ハットトリックが彼の趣味である、その理由は
 
ズィー ネンネン イーム ゴッテス グライヒ
sie nennen ihm Gottes gleich
人々が彼を神と同等と呼ぶからだ
 
ハハハ ハーラント ヘイ
Ha ha ha Haaland Hey!
ハハハ ハーランド ヘイ
 
 
スポンサードリンク

単語の意味!

Haaland(ハーラント)「アーリング・ハーランド」
Selbst (ゼルプスト)「自分自身・〜すら・さえ」※独語ではb,d,gの後に母音が続かない場合はp,t,k(静音)で発音する。
die (ディー)「定冠詞」※英語のthe
Bayern (バイアーン)「バイエルン(州)」※ドイツ語では 地名・国名は一般的に中性名詞だが、基本的には冠詞はつけない。後ろに「Fußballspieler(サッカー選手・フースバルシュピューラー)」などの名詞(男性複数1格)が省略されているのかもしれません。
haben (ハーベン)「持っている」※habenの3人称複数形
Angst (アングスト)「不安・恐れ」
Bald (バルト)「まもなく・すぐに」
kennt (ケント)「知っている」※kennen知っているの3人称単数形。
ihn (イーン)「彼を」
das (ダス)「定冠詞」※独語の定冠詞のルールは複雑で、後ろの名詞の性別・数・格によって変わります。
ganze (ガンツェ)「全て・全体」
Land (ラント)「国・土地(中性単数1格)」
 
Gestern (ゲスターン)「昨日」
war (ヴァール)「だった」※seinであるの(英語のbe動詞)3人称単数過去形 ※独語ではwは英語のv(ヴ)の音。
er (エア)「彼は」
unbekannt (ウンベカント)「知られていない」
Heute (ホイテ)「今日」※独語ではeuの綴りでオイと発音する。
feiert (ファイアート)「祝う・賛美する」※feiern祝うの3人称単数形。
ihn (イーン)「彼を」※独語では母音+hで長母音化を表す。
 
Jeder (イェーダー)「いずれの〜も」
Schuss (シュス)「シュート(男性単数1格)」
der(デア)「関係代名詞?」
ist (イスト)「ある・いる」※seinの3人称単数形(英語のbe動詞)
ein (アイン)「1つの・ある」※不定冠詞(英語のa)※独語ではeiの綴りでアイと発音。
Tor (トーア)「門・ゴール(中性単数1格)」※独語ではrの後ろに母音が来ない時はほとんどアの音になる。
Bald (バルト)「まもなく・すぐに」
vor|knöpft(フォーアクネプフト)で「呼びつけてとっちめる」の意味。※分離動詞vor|knöpfenの3人称単数形 ※ö(オー・ウムラオト)はオの口でエと発音する感じの音。
er (エア)「彼が」
sich (ズィヒ)「自分自身を」
Neymar (ネイマー)「ネイマール」
 
Hattricks(ハットトリックス)「1試合で3ゴール決めること」
sind(ズィント)※seinの3人称複数形
sein (ザイン)「彼の」※所有代名詞
Hobby (ホビ)「趣味」
weil (ヴァイル)「〜であるから・の理由で」
sie (ズィー)「あなた(方)は・彼らが」 ※独語ではieの綴りでイーと発音。
nennen(ネンネン)「名付ける・呼ぶ」※nennenの3人称複数形。
ihm (イーム)「彼に」
Gottes (ゴッテス)「神(男性単数2格)」
gleich (グライヒ)「同じ・同様に」
 
スポンサードリンク
 
 

まとめと感想!

歌詞の内容は概ね次の通り。
 
ハーランドはこれまで知られていなかったが、まもなく国中が知って賛美するだろう。あのバイエルンさえも恐れ、いずれネイマールもコテンパンにする。ハットトリックが彼の趣味であり、人々は彼を神と同格とみなす。
 
歌詞を読むだけでハーランドの恐ろしいほどの得点能力が伝わってきますね。ちなみに彼はドルトムントでのデビュー戦(2020年1月18日)で、途中出場だったにも関わらずハットトリックを決めました。これはブンデスでは(デビュー戦+途中出場でのハットトリック)史上初だったそうです。しかも彼は次の試合もその次の試合も2点ずつ決め、デビュー3試合で7ゴールしました。確かにハットトリックが趣味とか言いたくなりますよね。ただ実際のドルトムント時代は1試合2得点のケースが多く、ハットトリック自体はマンチェスターシティ時代の方が多いようです。
 
それにしてもバイエルンはともかくなぜネイマールなのでしょうか。ブンデスにいたことないのに。そんなに嫌いなのかなぁ…😅。
 
 
 
ちなみに新バージョンのマンチェスターシティ版も同じメロディの歌なのですが、内容が全く異なります。
 
実はハーランドのお父さんもサッカー選手で昔マンチェスターシティに在籍していたのですが、2001年のマンチェスター・ダービーでのマンUのロイ・キーンの悪質なタックルによって早期引退に追い込まれるという歴史がありました。
 
マンチェスターシティ版はこの事実に触れた上で、息子のアーリング・ハーランドがシティをチャンピオンズリーグでの勝利に導くためにやって来た。という趣旨の内容になっています。
 
ドルトムント版よりも若干短いですが、サポーター心をくすぐるなかなかいい歌ですよ。
 
こちらもカタカナ歌詞と日本語和訳をつけておきましたので、よろしければご覧になってみてください。

 

 
なお原曲は西ドイツのグループ「ジンギスカン」の「Moskau(めざせモスクワ)」(1979年)。空耳で有名な「もすかう」の原曲でもあります。これも歌えるようにしてあります。
 
 
それでは。
 
 
 
スポンサードリンク