ロシア帝国国歌「神よツァーリを護り給え」を歌ってみよう!「序曲1812」との関連も解説!【カタカナ歌詞和訳付き!】

今回はロシア帝国国歌「神よツァーリを護り給え」について紹介したいと思います。
 
この「神よツァーリを護り給え」について日本語の訳とカタカナ歌詞を書いてみたのですが、もう1つ存在した「ロシア帝国国歌」やチャイコフスキーの「序曲1812」との関係についても調べてみました。
まずは「ロシア帝国国歌」の概要となぜ2つ存在したのか、からお話しさせてください。
 
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ロシア帝国国歌の概要!なぜ2つあったのか?

神よツァーリを護り給え」は詩人「ヴァシーリー・アンドレーエヴィチ・ジュコーフスキー」(1783年−1852年)と、バイオリン奏者「アレクセイ・ヒョードロヴィチ・リヴォフ」らによって作詞・作曲され、1833年のコンテストで選ばれて「ロシア帝国国歌」に採用された曲になります。内容はロシア皇帝ツァーリの栄光と神のご加護を祈願するといったようなもの。国家として正式に採用されたのは1833年から1917年で、ロシア帝国の滅亡とともに廃止されます。
 
 
実は「神よツァーリを護り給え」の前には「ロシア人の祈り」という歌が1816年から1833年まで「ロシア帝国国歌」に採用されていました。調べてみるとこの歌の作詞も「ジュコーフスキー」だったようです。内容もほとんど同じでロシア皇帝を崇拝するようなものだったようですが、採用されていた曲が現在のイギリス国歌「God save the King」のメロディーでした。
(※「ジュコーフスキー」は貴族の家の生まれの語学堪能な翻訳家・詩人で、数多くの文学をロシア語に翻訳してロシア文学の発展に貢献した人物。ナポレオンによるロシア侵攻の際のロシア軍総司令官クトゥーゾフの参謀やロシア皇帝アレクサンドル2世の教育係なども歴任しています。)
 
この「God save the King」は1745年頃に成立したとても古い国歌なのですが、メロディが世界中に引用されたことでも有名な曲です。おそらく多くの人が聞いたことあると思います。
ロシア人の祈り
 
イギリス国歌
 
実はアメリカもドイツも過去に国歌にこのメロディーを採用していたことがあります。アメリカでは1931年まで国歌に採用していた「my country T’is of Thee」という曲に、ドイツではドイツ帝国時代に採用していた国歌「皇帝陛下万歳」(1871年−1918年)に採用していました。どちらもどうやら当時の覇権国イギリスに憧れてイギリスの国歌を真似ていたようです。
 
 
フランスも王室歌にこのメロディーを採用しており、ロシアの場合直接的にはフランスを参考にしたようです。要するにロシアもイギリスやフランスの真似をした、ということになるみたいです。
 
 
 
少し気になったのでこの「ロシア人の祈り」と「神よツァーリを護り給え」の歌詞を比較してみますね。
ロシア人の祈り
神よツァーリを護り給え
神よ皇帝を守り給え!
彼の栄光の時が
続くように!
大地に与えよう
誇り高きものの謙虚さ、
弱きものの守り人を
全ての者に救済を!
神よツァーリを護り給え
強大なる君主
その統治は栄光、我らの栄光
その統治に敵は恐怖する
正教会のツァーリ
神よツァーリを護り給え
※どちらも1番のみです。
 
違い分かります?
出だしが全く同じで、どちらも「神よ皇帝を護り給え」が主なテーマ。敢えて違いをあげれば「ロシア人の祈り」は弱者救済の色が強く、「神よツァーリを護り給え」はロシア正教の色が強い、といったところでしょうか。ですが明確な違いがよくわからないのですよね。
 
……つまりこのタイミング(1833年)で歌詞を変える必要があったようには思えないのです
 
例えばソ連時代になれば君主制も宗教も否定するわけですから、当然このような国歌は使えなくなり、変えざるをえなくなりますよね?
 
……特別な事情がない限り、どんな国も通常国歌なんて変えたりしません。
 
なぜロシアはこのタイミングで国歌を変えたのでしょうか……?
 
 
 
実はドイツでは、イギリス国歌のメロディーを使っていた「皇帝陛下万歳」(1871年−1918年)は「イギリスのパクリだ」という理由で国民からあまり人気がなかったそうです
 
ドイツの場合、この後第1次世界対戦に負けて帝政から共和制に移行したため、現在の「ドイツの歌」へ変更することになります。
(※この後「ドイツの歌」は大変な運命をたどることになります。) 
 
 
はっきりした理由がよくわからなかったのですが、歌詞の内容に大きな違いが見られないので、ロシアも「イギリスやフランスのパクリ」に対する批判があって、それで国歌を作り直したのかもしれません。(本当はメロディーだけ変えたかった?)
 
ちなみにソ連国歌とロシア国歌の歌詞を書いた人物も同一人物です。同じ人にやらせるのはこの国の伝統なのでしょうか?
 
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「神よツァーリを護り給え」のカタカナ歌詞と日本語訳!

ロシア語は英語とは異なり概ね本来のアルファベットの音の組み合わせによって発音が決まりますが、正しく発音するためにはいくつかのルールを知っておく必要があります。まずロシア語の単語には各単語に一箇所ずつ「アクセント」と呼ばれる箇所があり、そこを「長く」発音するというルールになっています。アクセント箇所には下線を引いて太字にしておきましたが、中にはアクセントの有無よって発音が変わる文字(о,е,я)が存在しますので注意してください。なおロシア語の「p」は「巻き舌のラ行」を表します。ひらがなで表記しておきます。
 
 
※本来前半部分を2回、後半部分を2回繰り返すという上の動画の構成になるそうですが、発音が不鮮明で聞き取りづらいため下の動画をお勧めします。
 
ボージェ ツーりヤ フらニー
Боже, Царя храни!
神よツァーリを護り給え
シーリヌイ ヂるジャーヴヌイ
Сильный, державный,
強大なる君主
ツァーるストヴイ ナ スラーブ, ナ スラーナー
Царствуй на славу, на славу намъ!
その統治は栄光、我らの栄光
ツァーるストヴイ ナ ストらーフ ヴらガー
Царствуй на страхъ врагамъ,
その統治に敵は恐怖する
ツァーり プラヴァスラーヴヌイ
Царь православный!
正教会のツァーリ
ボージェ ツーりヤ フらニー
Боже, Царя храни!
神よツァーリを護り給え
 
 
 
 
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単語の意味と発音

 
Боже :「ボージェ  ・神よ」Бог(ボーフ・神)に呼びかける古い祈りの言葉。アクセントのない「e(ィエー)」は「イ」に近い音になるが、単語末に来ると本来の音「ィエー」に近くなるというルールがある。
Царя :「ツーりヤ・皇帝を」下のЦарь(皇帝(は))の語尾が「〜を」の形に変化させたもの。アクセントのない「я(ヤー)」も「イ」に近い音になるが、単語末に来ると本来の音「ヤー」に近くなるというルールがある。
храни :「フらニー・保護」露語の「p」は「巻き舌のら行」。
Сильный :「シーリヌイ・力強い」
державный :「ヂるジャーヴヌイ・主権者,君主」露語の「e」はアクセント個所では「ィエー」と読むのに対し、アクセントのない「e」は「イ」に近い音になる。
Царствуй :「ツァーるストヴイ・統治,治世」露語では「в」は「bブ」ではなく「vヴ」の音。
на  :「ナ・〜へ,のために」
славу :「スラーブ・栄光」
намъ :「ナーム・私達の」語末の「ъ」は「トビョールドゥイズナーク」という母音と子音を分けるための記号。これ自体には音はない。
Царствуй :「ツァーるストヴイ・統治,治世」
на :「ナ・〜へ,のために」
страхъ :「ストらーフ・恐怖,恐れ」露語の「x」は「ハ行」。日本語の「ハ行」とは少し異なり、寒い時に息を吐きかける時の「ハー」の音。
врагамъ :「ヴらガーム・敵に」
Царь :「ツァーり・皇帝」ロシアで使われる皇帝の称号。
православный :「プラヴァスラーヴヌイ・(ロシア)正教の」ロシアのキリスト教は「ロシア正教」と言って「カトリック」とは別物。露語ではアクセント箇所の「o」は「オー」と発音するのに対し、アクセントのない「o」は「ア」と読む。動画では「ヴォ」に聞こえますが、「ヴァ」が正しいはずです。
※一部自信がありません。間違えていたらごめんなさい。
※この下にロシア語のアルファベットを載せておきます。よろしければ参考にしてください。
 
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ロシア語のアルファベット

 
ロシアで使われてるアルファベットをキリル文字と言いますが、全部で33文字から構成されています。英語で使われるラテンアルファベットと表記と音が一致するものもありますが、表記と音がずれる文字や英語にはない全く新しい文字も存在します。少し大変ではありますが、これさえ覚えてしまえば一応読める(歌える)ようになりますので、余裕のある方はチャレンジしてみてください。興味のない方は飛ばしてもらって構いません。
大文字・小文字
名称
発音
カタカナ
説明
Аa
アー
a
硬母音の一つで日本語の「ア」の音。硬母音は日本語の「ア行」に相当する。
Бб
ベー
b
英語のB「ブ」の音であり、下のB「ヴ」との違いに注意!単語の最後では「プ」の音。
Вв
ヴェー
v
英語のB「ビー」と書いて英語のV「ヴ」の音になるイヤラシイ文字。単語の最後では「フ」の音。
Гг
ゲー
g
日本語の「ガ行」の音で、単語の最後では「ク」の音。
Дд
デー
d
ドゥ
ほとんどの日本人が別の使い方をしている文字。英語のD「ドゥ」の音で、単語の最後では「トゥ」。
Ее
イェー
je
ィエ(イ)
軟母音の一つ。軟母音は日本語の「ヤ行」に相当する。eエの前に短いイjが入るため「エ」ではなく「ィエ」と発音。ただしアクセントのないときは「イ」に近い音。
Ёё
ヨー
jo
ィヨ
軟母音の一つ。短い「j(ィ)」と「o」が重なり「ヨー」と発音する。この文字があるところが単語のアクセントカ所になる。
Жж
ジェー
ʒ
英語のJに近く、舌をどこにも触れさせずに口を突き出して「ジー」と発音する。
Зз
ゼー
z
英語のZの音で「ザ行」。
Ии
イー
i
Nの逆の形。軟母音の一つで、口を横にひらいて「イ」と発音。
Йй
イ・クラートカヤ
j
「短いイ」の意味で、その名の通り短い「ィ」の音。あくまで子音の1つという位置づけで母音と一緒に使われる。
Кк
カー
k
英語のKの音で「カ行」の音。
Лл
エル
l
英語のL「エル」に近い音。巻き舌のР「エル」との区別が必要。
Мм
エム
m
英語と同じMの音で日本語の「マ行」。小文字はMを小さくしただけ。
Нн
エヌ
n
英語のH(エイチ)と書いてN(エヌ)と発音するイヤラシイ文字。日本語の「ナ行」。
Оо
オー
o
硬母音の一つ。英語のO「オ」と同じ音だが、アクセントのないときは「ア」の音。
Пп
ペー
p
英語のP「ピー」の音で日本語の「パ行」。下のP「る」と間違えやすいので注意!
Рр
エる
r
英語のRに相当するが、音は巻き舌の「る」。Л「ル」と区別するためひらがなの「る」と書かれることが多い。
Сс
エス
s
英語のSの音で日本語の「サ行」。
Тт
テー
t
トゥ
英語と同じTの音で日本語の「タ行」。小文字はTを小さくしただけ。
Уу
ウー
u
硬母音の一つ。日本語の「ウ」よりも口を突きだして「ウー」と発音。
Фф
エフ
f
新しい文字だが英語のF「エフ」の音。
Хх
ハー
x
のどの奥から勢いをつけて「ハー」と息を吐きだしながら出す音。Фと区別するためひらがなの「ふ」と書かれることが多い。
Цц
ツェー
ts
「ツァ」「ツィ」「「ツェ」など音の表記に使われる日本語の「ツ」と似た音。
Чч
チェー
t̠ʃʼ
日本語のチより舌の位置がやや後ろ。
Шш
シャー
ʃ
英語のSHに似た音で、舌を口のどこにも触れさせずに口を突き出して「シー」と発音する。
Щщ
ㇱシャー
ʃʼʃʼ
静かにさせる時の「シー」の音で、長めに発音する。
Ъъ
トビョールドゥイ-・ズナーク
硬音記号
硬い記号の意味で、前後の子音と母音を分けるために使う。
Ыы
ゥイー
ɨ
ゥイ
硬母音の一つ。口を横に引いた「イ」の口のまま「ウイ」と素早く発音する。
Ьь
ミャーフキ-・ズナーク
軟音記号
柔らかい記号の意味。「イ」の口のまま子音を発音することを表す。
Ээ
エー
e
硬母音の一つ。日本語の「エ」と同じ音。
Юю
ユー
ju
軟母音の一つで日本語の「ユ」の音に相当する。
Яя
ヤー
ja
「短いイ」の意味で、その名の通り短い「ィ」の音。あくまで子音の1つという位置づけで母音と一緒に使われる。
 
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チャイコフスキーの「序曲1812」との関係

この曲について色々調べてみたのですが、この「神よツァーリを護り給え」はチャイコフスキー(1840−1893年)の「序曲1812」の中で使われています
 
この作品は1812年にナポレオンが起こしたロシア戦役を描いた楽曲で、まさに「戦争と平和」の世界を音楽で表現したような作品になるのですが、楽曲の中ではロシア領土になだれ込むフランス軍の象徴として「フランス国歌」のメロディーが度々挿入され、一度はモスクワを占領されるも最終的にこれを撃退するロシア軍の象徴として「ロシア帝国国歌」のメロディーがフィナーレで使われているようです。
 
正確にはフランス軍との戦争の勝利を祈念する「救世主ハリストス大聖堂」の完成記念式典の最初に演奏されるために作られた曲、ということになるのですが、この大聖堂が完成するのが戦争から70年後の1882年。
 
つまりこの「チャイコフスキーの序曲1812」は1882年頃に作られた曲ということになります。
 
元々チャイコフスキーも乗り気ではなく初演では成功とは言えなかったようでしたが、その後チャイコフスキーの指揮のもと世界各国で大成功を収めることになりました。
 
この「序曲1812」については、車田和寿先生がとてもわかりやすい解説をしてくださっています。この車田先生の解説のもとに下の「序曲1812」を見ていただけますか?
 
車田和寿先生の解説
 
「序曲1812」
 
車田先生のお話をまとめると曲の構成は概ね次のようになります。
①0:15秒 ロシア聖歌の旋律
大聖堂の完成記念式典なのでこの旋律が入れられたらしい。
②2:20秒 重々しい音楽
ナポレオン進行におびえる人々の不安を表している?
③4:05秒 太鼓のリズムに乗った行進曲空のリズム
侵攻するフランス軍を表しているらしい。
④5:00秒 裏拍(ウラハク)のリズム
ロシア軍とフランス軍のぶつかり合い、戦場での刃物のぶつかり合いを表現か?
⑤5:45秒 断片的なラ・マルセイエーズから完全なフランス国歌へ
フランス軍の優勢か?
⑥7:00秒 ロシアを象徴する2つの旋律が続く
チャイコフスキーのオペラ「地方長官」の旋律
⑦8:20秒 ロシアを象徴する旋律
ロシア民謡「門の前に」の旋律
⑧9:15秒 再び戦いを思わせる激しい音楽からラマルセイエーズ
フランス軍がロシア領土の奥深くにやってきたことを表しているらしい。
⑨10:45秒 再び「地方長官」と「門の前に」
⑩11:50秒 ロシア民謡とラマルセイエーズが交互に演奏され、ラマルセイエーズが勢いづく
モスクワ陥落を表すか?
⑪13:20秒 大音量のロシア聖歌と鐘
曲のクライマックス。ロシア軍の反撃と神のご加護を表すか?
⑫14:15秒 ロシア帝国の行進曲
14:28秒 ロシア帝国国歌と祝砲が鳴り響く
ロシア軍の最終的な勝利を表すか?
 
曲を聴いてみると確かに中盤までに「フランス国歌」が何度も流れ、最後に「ロシア帝国国歌」が堂々と演奏されています。本当に苦難の末の勝利だったことが曲の上からも伝わってくるような気がしますね。
 
「ロシア帝国国歌」は14分28秒頃から冒頭の「ボージェ ツーリヤ フラニー〜」が演奏されるのですが、曲のフィナーレであって主役と言っていい位置づけです
 
 
ちなみに「ラ・マルセイエーズ」はこんな感じの曲です。
ラ・マルセイエーズ
歌ってみたい方はこちらをどうぞ
※「ラ・マルセイエーズ」は1792年に作られた古い歌で、今も現役のフランス国歌なのですが、君主制を否定するような内容が含まれているため君主制に戻っていた1804年から1870年までの間はフランス国歌からは外されていました。従って1812年当時のフランスの正式な国歌ではありません。そしてもちろんロシア側にもこの国歌は存在しません。あくまで曲を作った1882年当時に、チャイコフスキーが「両軍を象徴する曲」として挿入したということになるようです。
 
 
 
この曲に関しては少し残念なお話もあります。
 
この曲は世界的な名作として知られていますが、昨今のウクライナ戦争の影響を受けて演奏中止が相次いでいるそうです。
 
理由はこの曲がロシア軍勝利へのプロパガンダに利用される恐れがあるから。
 
確かに僕も「戦争と平和」を読んでこの曲を聴くとロシア軍を称えたくなってしまいます。
 
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感想

今回は「ロシア帝国国歌」「神よツァーリを護り給え」について色々と調べてみたのですが、この曲が「ナポレオンのロシア遠征」や「戦争と平和」とこんなにまで密接に関わっていたことに驚きました。
 
ナポレオンのロシア遠征」を描いた「序曲1812」は「神よツァーリを護り給え」がフィナーレであって「ロシア帝国国歌」が主役と言っていい構成です。
 
しかもこの「神よツァーリを護り給え」を作詞したジュコーフスキーは、ロシア軍最高司令官「クトゥーゾフ」の参謀としてこの戦争に従軍しているではありませんか。まだ30にも満たなかったはずなのに。
 
戦争と平和」では、怒涛の勢いで進軍するフランス軍に敗北を重ね、「クトゥーゾフ」はモスクワを捨てる捨て身の策で最終的な勝利をもぎ取るのですが、まさにその場にいた大本営当事者がこの「ロシア帝国国歌」を書いていたということになります。驚きました。
 
 
この「ロシア帝国国歌」は、血の山の上に祖国を守り抜いたロシア人達にとっての意地と誇りの歌、ということになるのかもしれません。
 
僕は当時のロシア人達がどれだけこの「神よツァーリを護り給え」に対して熱狂し、想い寄せたのか、ちょっとだけわかったような気がしました。
 
 
 
それでは。
 
 
ハク
 
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