「デスパシート」の歌詞がやばい?本当の意味はこうだった!【概要解説付き!】

デスパシート(Despacito)」はプエルトリコの歌手ルイス・フォンシとダディー・ヤンキーが2017年1月にリリースした曲で、意味はスペイン語で「ゆっくりと」。男女の出会いからお互いを求め合う様子を「デスパシート(ゆっくりと)」をキーワードに官能的に歌い上げたラテンポップ・レゲトンの名曲です。
ラテンポップというのは主にスペイン語で歌われるポップソングのことで、レゲトンというのは80年代から90年代にアメリカのヒップホップやスペイン語のレゲエの影響を受け、プエルトリコで生まれた音楽のこと。なお大抵のレゲトンがこのラテンポップに含まれるという関係になるそうです。
 
今回はこの「デスパシート」では「一体をゆっくりと(Despacito)したいのか」という本当の意味を深掘りしてみると共に、「デスパシート」の概要なども解説してみたいと思います。
 
 
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Despacitoの歌詞がヤバい?本当の意味はこうだった!

結構多くの日本人が誤解しているのですが、この歌はかなりヤバい(エロい)です
 
歌詞は出会ったばかりの女性に対して卑猥なお誘いの限りを尽くす内容で、おそらく設定はどこか(たぶんプエルトリコ)のナイトクラブとかで超タイプな美女と目があった瞬間?だと思います。全体を要約するとだいたいこんな感じです。
 
 
俺が君を見てたの分かってるよね?今日は俺と踊ろうよ!そして君に近づきながらその先を妄想して脈を速める。
ゆっくりと(Despacito)、君の首元で息をして囁きたい。そしてゆっくりと、君をキスで脱がせて君の体をなぞりたい。君の髪が踊るのを見たい。君のお気に入りの場所を教えて。君が限界を超えて、名前も忘れるくらい叫び声を上げさせてやるから。
プエルトリコの海岸でやろうよ。ゆっくりと。俺の印を君に残してあげるから。
 
 
どうです?情熱的でエロいでしょ?
出会ったばかりの女性に対して「ゆっくりと君の首元で息をしたい」だの「ゆっくりと君をキスで脱がせたい」だの「君の叫び声を上げさせる」だの。
 
要するにタイトルの「デスパシート(ゆっくりと)」というのは「ゆっくりとエロいことをしたい」。
 
こういう意味合いだったのですね😅
 
 
実はこの歌、2017年7月にマレーシアで放送禁止になったそうです。何でも多くの国民から公共の場に適していないとのクレームがあったとかで。
 
マレーシアというのはイスラム教の国です。クルアーンには「女性の体の美しいところは人に見せないようにしなさい」という趣旨の記述があるため、ボディーラインが出る服はおろか髪の毛すら親族以外の男性に見せてはいけないとされています。
 
要するに「君の髪が踊るのを見たい」の時点で原則アウトなのです。確かにこんな内容の歌を公共の電波で流したらえらいことになりそうですね。
 
 
このスペイン語版「デスパシート」にカタカナ歌詞と和訳を付けてみました。単語の意味や簡単な文法の解説もしていますので、ぜひ自分の目でやばい歌詞を確認してみてください😁!というかできれば歌ってみてほしいです。
 
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ルイス・フォンシさんとダディ・ヤンキーさんってどんな人?

ここからは「デスパシート」の概要の解説です。
 
ルイス・フォンシさんとダディ・ヤンキーさんはいずれもプエルトリコア出身のアーティストです。プエルトリコというのはもともとスペインの植民地でしたが、米西戦争(1898年)でアメリカ領となりました。そのため現在は米国の自治領でありながらスペイン語が日常的に話されている地域となっています(公用語は英語とスペイン語)。
ルイス・フォンシさんは1978年4月15日生まれで3人兄弟の長男。音楽を学ぶために入った フロリダ州立大学を中退してプロの道に進みました。98年にアルバム「Comenzaré」でデビューし、2003年には「Abrazar la vida」でビルボードラテンチャートで1位も獲得。2009年には「Aquí Estoy Yo(アキ エストイ ジョ・私はここにいる)」でラテン・グラミー賞のSong of the Yearも受賞した実力のあるアーティストです。
 
一方ダディ・ヤンキーさんは1977年2月3日生まれで3人兄弟の次男。両親ともに音楽家という音楽一家に育ちますが、当初彼が目指したのはプロ野球選手でした。ところが17歳の頃襲撃に合い足を銃撃たれて挫折。この事件が彼を音楽に専念させることになったそうです。2004年の「ガソリーナ」のヒットと共にレゲトンブームを巻き起こすと、レゲトンを一気に世界的な地位に押し上げ音楽史に残るビッグアーティストとなりました。しかし残念ながら2022年3月引退を発表しています。
 
 
 

空前のヒットを記録した「デスパシート」!

2017年1月に共作でリリースしたこの「デスパシート」は、全米のビルボードチャートでスペイン語楽曲としては1996年の「恋のマカレナ」以来21年ぶりの1位となると、以後当時歴代最長タイ記録となる16週連続に渡って1位を維持します。更に2017年4月にジャスティンビーバーをフィーチャーしたリミックスバージョンがリリースされると、全米ビルボードチャートで12週連続で1位を獲得するなど空前の大ヒットへ発展していきました。
 
YouTubeでは2017年8月に史上最も視聴された動画となると、2020年11月に「Baby Shark」に抜かれるまでYouTube世界最高再生動画に君臨し続けます2023年末時点で再生回数80億回以上。まさに世界屈指のヒット曲ですね。
 
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「デスパシート」をカバーするアーティストたち!

 
この「デスパシート」は世界各国でカバーされましたが、日本においても日本語カバー曲が作られています。大谷翔平さんがカラオケで歌ったことで有名なTeeさんの「デスパシート」が有名ですよね。実は他にも複数の日本語歌詞が作られていたので、どれが一番原曲に近いのか検証してみました。結論から言うと一番スペイン語版に近かったのはGOW(ガウ)さんの歌詞。中には女性版「デスパシート」なんてものもあって面白かったですよ。ただYouTubeの再生回数は最高でもTeeさんの400万回超え
 
 
なおお隣韓国では韓国語ではなく原曲スペイン語でカバーされておられる方が多かったです。せっかくなのでこの「デスパシート」歌う韓国人アーティストについてもまとめてみました。再生回数が多かったのは次の6組。
①KHAN(ユナ・キムとチョン・ミンジュ)さん
②(G)I-DLE(ウギとミヨン)さん
③FORESTELLAさん
④キム・ヒョンジュンさん
⑤JeA(ジェア)さん
⑥J.Fla(ジェイフラ)さん
中には「デスパシート」のカバーだけで2億回超えへのすごい猛者もいましたよ。韓国人アーティストたちのレベルの高さを感じさせられます。こちらもぜひ一度見ておいてほしいです。
 
 
それではお元気で。
 
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