オーソレミオをイタリア語(ナポリ語)で歌ってみよう!【カタカナ歌詞と意味・日本語和訳付き!】

‘O sole mio(オーソレミオ)」は1898年に作られたイタリアを代表するカンツォーネ。愛しい「君」を光り輝く「太陽」に重ね合わせて一喜一憂する情熱的な歌です。作詞はジョヴァンニ・カプッロ(1865-1917年)で、作曲はエドゥアルド・ディ・カプア(1859-1920年)。なお「カンツォーネ(canzone)」はイタリア語では本来「歌」を意味しますが、一般的には19世紀後半から20世紀初頭にかけてオペラ歌手によって歌われたイタリアのポピュラーソングを表し、その「カンツォーネ」の中でもナポリ語で書かれたものを「ナポリ民謡」と呼ぶそうです。情熱的なメロディーと独特の歌い回しが魅力ですよね。
今回はこの「カンツォーネ」の中でも特に人気の高い「オーソーレミオ」にカタカナ歌詞と日本語和訳をつけてみました。歌の解説と研究です。
 
スポンサードリンク
 
 

「‘O sole mio」の意味をちょっと解説!

オー・ソーレ・ミーオ」というタイトルを見て結構多くの日本人が「ohおお!私の太陽よ!」のような驚き(感嘆詞的)の意味合いを想像しているのですが……
 
…ちょっと違います。
 
ナポリ語では「‘O sole mio」と書きます。「sole(ソーレ)」が「太陽」、「mio(ミーオ)」が「私の」を意味するのですが、「‘O」はただの定冠詞(英語のthe)です。本来イタリア語では男性単数が「il(イル)」で女性単数が「la(ラ)」を使うことになっていますが、ナポリ語では男性単数が「’o(オ)」女性単数が「’a(ア)」を使うそうです。
 
そのため単に「私の太陽」の意味合いが正しいです。
 
この「私の太陽」が「愛しい君」を表すのですが、「太陽が光輝く日はなんと美しいのだろう(Che bella cosa na jurnata ‘e sole)!」と実物の太陽を褒め称えた上で、「だがもう1つの太陽(君)はより一層美しい!私の太陽(‘O sole mio)は君の顔にある(sta ‘nfronte a te!)!」と情熱的に愛しい人を讃える内容になっています。
 
 
 
ちょっと横道に逸れますが、同じく紛らわしいタイトルの代表格が「オー・シャンゼリゼ」。
 
実はこの間ブログで、それ「ohオー!・シャンゼリゼ通りよ!」じゃないですからね。とほぼ同じ説明をしました。
 
「Aux Champs-Élysées」の「aux(オ)」は「前置詞à(〜に・で)+定冠詞les」の縮約のため「シャンゼリゼ(通り)には」といった意味合い。それに対し「‘O sole mio」の「‘O(オ)」は定冠詞のみ。いずれも定冠詞なのですが若干意味合いが違います。
 
ちなみに僕は結構長い間「おおっ!私の太陽よっ!」「おおおっ!シャンゼリゼ通りよっ!」「おおおおおっ!!なんか西洋人情熱的でカッコイイ(# ゚Д゚)!!」……とかってに思ってました😅。
 
そしてどちらも別の意味で驚かされます。…ほんっといやらしいタイトルですよね(笑)。
 
スポンサードリンク
 
 

「オーソレミオ」のカタカナ歌詞と和訳!

オーソレミオの歌詞はナポリ語です。ナポリ語は主にイタリア南部で話されている言語でイタリア語にかなり近いですが、単語的にも文法的にも少し異なるところがあるそうです。
僕はナポリ語は分からないのですが、Wikipediaに同じ内容のイタリア語の歌詞があったので、これをナポリ語版に対応させて和訳や注釈を作ってみることにしました。ただ正直ちょっと無理がありますし、力不足で自信もないです。違っていたらごめんなさい。それから文法の解説よりも正しい発音で歌うことを重視しています。
単語の意味やちょっとした解説は歌詞の間に載せておきますが、いらない方は無視してくださって結構です。きちんと理解したい方や正しい発音で歌いたい方は目を通しておいてください。
なお「太字」は「アクセント箇所」を、ひらがなの「ら行」は「巻き舌のr」を表します。
※イタリア語版も歌えるようにしておきました。
 
 
スポンサードリンク
 
きちんと歌いたい方には、オペラ歌手の押川浩士先生の解説がおすすめです。
押川先生のオススメ順序
①歌詞を読む
②リズム読みをする
③音取りをする
 
 
作詞:ジョヴァンニ・カプッロ
作曲:エドゥアルド・ディ・カプア/アルフレード・マッツッキ
 

1番前半

 
ケ ッラ ーザ ナ ユるータ エ ーレ
Che bella cosa na jurnata ‘e sole,
太陽が輝く日はなんと美しいのだろう
 
ーリア セーナ ッポ ナ テンスタ!
n’aria serena doppo na tempesta!
嵐のあとの澄んだ空気
 
ペ ーリア フスカ ーレ ジャ ナ フェスタ
Pe’ ll’aria fresca pare già na festa
さわやかな空気のため、もはや祝日のようだ
 
ケ ッラ ーザ ナ ユるータ エ ーレ
Che bella cosa na jurnata ‘e sole,
太陽が輝く日はなんと美しいのだろう
 
 
 

単語の意味とプチ解説①

Che (ケ)「何・なんと」
bella (ッラ)「美しい」※本来の形はbelloだが、イタリア語では修飾する名詞の性と数によって語尾が変化する。女性単数の時は-a。
cosa (ーザ)「事・物・何」
※ここに「é」が入るバージョンとないバージョンあるようです。é (エ)はイタリア語essere(エッセレ)「ある・いる・です」の3人称単数形。僕は昔高校の音楽でなしバージョンを習いました。「é」なしでいきますね。
na (ナ)「ある・1つの(不定冠詞)」※伊語の不定冠詞は「男性un・女性una」だが、ナポリ語では「男性nu・女性na」。英語のaのこと。
jurnata (ユるータ)※伊語版ではgiornata (ジョるータ)「1日・昼間(女性名詞)」。※「j(イルーンゴ)」は伊語では外来語などにしか使われません。ナポリ語では「yヤ行」で発音されるそうです。
‘e (エ)※伊語版ではdi(ディ)「の」。
sole (ーレ)「太陽(男性名詞)」
 
n’aria (ーリア)「空気・大気・空(女性)」※不定冠詞na+aria。nu,naなどの後に母音が続く場合は母音を取ってアポストロフィーを付ける。
serena (セーナ)「晴れた・澄みきった」※serenoの女性単数形。
doppo (ッポ)※伊語版ではdopo 「後で・次に」。
na (ナ)「不定冠詞(女性)」
tempesta (テンスタ)「嵐(女性)」
Pe’ (ペ)※伊語版ではPer (ペル)「〜へ・のために」。
ll’aria (ラーリア)「空気・空(女性)」※伊語版ではl’aria(女性定冠詞la+aria)となっているため、ll’は女性定冠詞を表すと思われます。
fresca (フスカ)「涼しい・さわやかな」※frescoの女性単数形。
pare (パーレ)「〜のように見える・思われる」※parereの3人称単数形。
già (ジャ)「もう・すでに」※語末「à」のアッチェント・グラーベは語末にアクセントがあることを表す。
na (ナ)「不定冠詞(女性)」
festa (フェスタ)「祝日・祭日(女性)」
 
イタリア語の発音は基本ローマ字読み!
あくまでイタリア語の話ですが、イタリア語の母音字は「i,e,a,o,u」の5つです。正確にはくちの開きの小さい「エe(e)」と「オo(o)」、口の開きの大きい「エè(ɛ)」と「オò(ɔ)」があるため、母音は全部で7つ存在します。ただしナポリ語版の歌詞を見る限り開口音の「エè(ɛ)」と「オò(ɔ)」は1つも存在しません。ですので日本語の「アイウエオ」で大丈夫です(正確にはuは日本語のウよりも口を丸くすぼませる)。
そして英語のように「a」の発音が「æ」「ei」「ə」「ɪ」などと変わるようなことはありません。「a」は「ア」としか発音しません。他の母音も同じです。ですのでイタリア語はほぼローマ字読みでOKです。ただナポリ語はよくわかりません。調べた限りではイタリア語と母音が異なるとは書いてありませんでした。
 
アクセントに注意!
あくまでイタリア語の発音のルール なのですが、イタリア語の単語にはアクセントがあります。多くの場合後ろから2番目の母音に置かれますが、絶対ではありません。特に単語末にアクセントが置かれる時(giàジャなど)は必ずアクセント記号をつけることになっています。なおイタリア語のアクセントは原則的には「強く長く」です(例soleーレ)。ただし2重母音や後ろに子音が2つ続く場合、そして単語末のアクセントは「強く」のみで発音することになっています(例frescaフスカ)。アクセント箇所を「太字」にしておきましたので意識して歌ってみてください。なおカタカナ歌詞は基本的に辞書に書いてある通りの表記です。
 
スポンサードリンク
 
 

1番後半

 
マ ートゥ ーレ キ ッロ オイ ネ
Ma n’atu sole,  cchiù bello, oje ne’
だがもう一つの太陽は、これ以上美しいものはない
 
オ ーレ ーオ スタ ンフンテ ア テ!
‘O sole mio  sta ‘nfronte a te!
私の太陽 君の顔に輝く!
 
オ ーレ オ ーレ ーオ スタ ンフンテ ア テ! スタ ンフンテ ア テ!
‘O sole, ‘o sole mio  sta ‘nfronte a te!  sta ‘nfronte a te!
太陽、私の太陽 君の顔に輝く!君の顔に輝く!
 
 
 

単語の意味とプチ解説②

Ma (マ)「しかし・だが」
n’atu (ナートゥ)※男性不定冠詞nu+atu ※伊語ではaltro (ルトろ)「他の・別の」。
sole (ーレ)「太陽(男性)」
cchiù (キ)※伊語版ではpiù (ピ)「もっと・より多く」。ナポリ語では伊語の「p」が「ch」に変わることがあるそうです。※語末「ù」のアッチェント・グラーヴェは語末にアクセントがあることを表します。
bello (ッロ)「美しい」
oje ne’ (オイ? ネ)※ナポリ語の感嘆詞らしいのですが、伊語版ではnon c’è(ノン チェ) となっています。※nonは「〜ではない」 c’è (チェ)「(そこに)〜がある」 ※ci(そこに)+é(essereです・あるの3人称単数形)の略。イタリア語版によると「これ以上美しいものはない」の意味。ナポリ語がよくわからないのでイタリア語版を元に翻訳しています。
 
‘O (オ)「その・男性定冠詞」※伊語のil。
sole (ーレ)「太陽(男性)」
mio (ーオ)「私の」所有形容詞
sta (スタ)「いる・ある」※stareの3人称単数形で主語は「‘O sole mio」。stareに「輝く」の意味はないのですが、文脈を考慮して「君の顔に輝く」としています。
‘nfronte (ンフンテ)※伊語版ではin fronte (イン フンテ)inは「〜の中に・に」fronteは「顔(女性)」。※動画の声が「スタ ンフろーンテ ア テー!」に聞こえるのはイタリア語版の影響なのかもしれません。
a (ア)「〜に・で・へ」
te (ー)「君を」
 
不定冠詞(英語のa)のルールをちょっと解説!
イタリア語で使う 不定冠詞は上の表記の通りですが、ナポリ語では下の表になるそうです。
〈イタリア語の不定冠詞〉
子音の前
母音の前
男性名詞
un
un
女性名詞
una
un’
〈ナポリ語の不定冠詞〉
子音の前
母音の前
男性名詞
nu
n’
女性名詞
na
n’
 
定冠詞(英語のthe)のルールをちょっと解説!
イタリア語で使う定冠詞は上の表の通りですが、ナポリ語では下の表になるそうです。
〈イタリア語の定冠詞〉
単数
複数
男性名詞
il
i
女性名詞
la
le
〈ナポリ語の定冠詞〉
単数
複数
男性名詞
o
’e
女性名詞
’a
e
ただし母音の前では「l’またはll’ 」になるそうです。
 
日本語で歌うという選択肢も実はあった!
この「‘O sole mio」は世界中で翻訳され様々な言語で歌われましたが、実は日本でもカバー曲が作られていました。それが野口耽介さん訳詞の「わが太陽」。内容が全くの別物になってしまっているのがたまにキズですが、日本語でも歌えなくはないです。ただ個人的にはせっかく覚えるのであれば原曲「オーソレミーオ」をおすすめします。
 
プレスリーも歌ってた!
実はあのエルヴィス・プレスリーもこの「オーソレミオ」のメロディを採用した曲を発表しています。「It’s now or never(イッツ・ナウ・オア・ネヴァー)」というタイトルでこちらも内容が別物に変わっていますが、なかなかいい歌でしたよ。愛しい人に「ついにその時が来た。今しかない。今夜は僕のものになって」と情熱的にアプローチする歌です。
 
スポンサードリンク
 
 

2番

 
2番前半
ンノ ファ ッテ エ オ ーレ セ ネ シェンネ
Quanno fa notte e ‘o sole se ne scenne,
夜になって太陽が沈みきった時
 
メ ヴェーネ クーゼ ナ マリンクーア
me vene quase ‘na malincunia;
ほとんど憂鬱な気分になってしまう
 
ット ア フェスタ ーイア れスターア
sotto ‘a fenesta toia restarria
君の窓の下に私は留まるだろう
 
ンノ ファ ッテ エ オ ーレ セ ネ シェーンネ
quanno fa notte e ‘o sole se ne scenne.
夜になって太陽が沈みきった時
 
 
 
2番後半(1番と同じ)
マ ートゥ ーレ キ ッロ オイ ネ
Ma n’atu sole,  cchiù bello, oje ne’
だがもう一つの太陽は、これ以上美しいものはない
 
オ ーレ ーオ スタ ンフンテ ア テ!
‘O sole mio  sta ‘nfronte a te!
私の太陽 君の顔に輝く!
 
オ ーレ オ ーレ ーオ スタ ンフンテ ア テ! スタ ンフンテ ア テ!
‘O sole, ‘o sole mio  sta ‘nfronte a te!  sta ‘nfronte a te!
太陽、私の太陽 君の顔に輝く!君の顔に輝く!
 
 
 

単語の意味とプチ解説③

Quanno (クァンノ)※伊語版ではQuando (クンド)「いつ・の時に」。
fa (ファ)「〜をする・作る」※fareの3人称単数形。基本的に1音節の場合はアクセントを考慮しない。
notte (ッテ)「夜・晩(女性)」※伊語版ではsera (ーラ)「夕方・晩(女性)」
fare+notteで夜になる。
e (エ)「そして・と」
‘o (オ)「男性単数定冠詞」
sole (ーレ)「太陽」
se (セ)「三人称単数の人称代名詞」
ne (ネ)「代名小詞と呼ばれるもの」
scenne (シェンネ)※伊語版ではscende (シェンデ)「下がる・沈む」scendereの3人称単数形。
se ne scenne※動詞の前にse ne を置くのは3人称単数形の代名動詞の表現。自動詞としての意味を強調するもので人称代名詞としての意味はない。
 
me (メ)「私を」
vene (ヴェーネ)伊語版ではviene (ヴィーネ)※venire「来る・行く・〜になる」の3人称単数形。
quase (クワーゼ)※伊語版ではquasi (クーズィ)「ほとんど・まるで・あやうく・するのだが」
‘na (ナ)「女性不定冠詞」
malincunia (マリンクーア)※伊語版ではmalinconia(マリンコーア)「憂鬱(女性)」。
 
sotto (ット)「〜の下で」
‘a (ア)「女性単数定冠詞」
fenesta (フェネェスタ)※伊語版ではfinestra (フィストラ)「窓(女性)」。
toia (ーイア)※伊語版ではtua (トゥーア)「君の(女性単数形)」
restarria (れスターア)※伊語版ではResterei (レステーイ)「(私が)〜のままでいる・留まる・になる」※restareの条件法現在1人称単数形。「〜かもしれない」などの、ある条件のもとで起こるかもしれないことを表す。
 
「r(エッレ)」の発音に注意!
イタリア語の「r」は日本語の「ラ行」とも英語の「r」とも異なり、基本的には「巻き舌のr」で発音することになっています。
正確には「歯茎震え音(しけいふるえおと)」と言いますが、これも少し条件があって語頭の「r」や前後のいずれかに子音が来る場合は「巻き舌」で発音するのに対し、前後を母音に挟まれた時は通常巻かないとされています。
例えばfresca (フスカ)「さわやかな」は前に子音があるため 「巻き舌で発音するのに対し」、pare (ーレ)「〜のように見える」は巻かずに通常の「ラ行」でいいようです。「巻き舌のr」を「ひらがなのら行」で記載しています。
ただし「l(エッレ)」に関しては英語と同じで、舌先を上の前歯の裏側に付けたまま発音する「歯茎側面接近音(そくめんせっきんおん)」です。
 
最後にイタリア語の文法を少しだけ説明!
英語の動詞の現在形は3人称単数の時にsがつく(例have→has)だけですが、イタリア語では主語に応じて6つに活用することになっています。例えば歌詞に登場する「stare(いる・ある)」「fare(する)」は次のように変化します。
人称代名詞
stare(スターレ)
fare(ファーレ)
io
sto(スト)
faccio(ファッチョ)
tu
stai(スターイ)
fai(ファーイ)
lui
sta(スタ)
fa(ファ)
私達
noi
stiamo
facciamo
君達
voi
state
fate
彼ら
loro
stanno
fanno
英語と違って主語によって大きく形が変わりますが、2つの動詞を比較してもわかるとおり語尾に共通点があるのが特徴です。またこの変化を見れば誰の行為かが分かるため、イタリア語では特に強調する場合を除き主語が省略されることが多いです。ただ「sta」「fa」はイタリア語と同じでしたが、ナポリ語もこの通り活用するのかはちょっと分かりませんでした。
 
スポンサードリンク
 
 

個人的な感想!

僕は以前「Time to say goodbye」を紹介したことがあるのですが、今回「オーソレミオ」を訳してみて「Time to say goodbye」に似ていると感じました。なお「Time to say goodbye」の元のタイトルは「Con Te Partirò(コン・テ・パルティロ)」で全てイタリア語の曲です。
 
「Time」の出だしはこうなっています。
「Quando sono sola sogno all’orizzonte e mancan le parole,」で意味は
「私が一人の時、水平線を夢見て言葉を失う」。
 
これに対し「オーソレ」の2番の出だしは
「Quanno fa notte e ‘o sole se ne scenne, me vene quase ‘na malincunia;」
「夜になって太陽が沈みきった時、ほとんど憂鬱な気分になってしまう」
 
「タイム」では直接的に太陽が沈んだとは言及していませんが、僕はかなり似た情景を思い浮かべました。
 
 
 
そして「タイム」の続きのフレーズがこれ。
「si lo so che non c’è luce in una stanza quando manca il sole,」
「君が私と一緒にいないと、太陽(君)のない部屋の中は光がないとわかっている」
 
さらに後半にはこんな歌詞もあります。
「mio sole tu sei qui, con me,」
「私の太陽 君は私と一緒にここにいる」
 
これに対し「オーソレ」ではもう1つの太陽を君の顔になぞらえて
「‘O sole mio  sta ‘nfronte a te!」
「私の太陽 君の顔に輝く!」
と表現しています。
 
 
 
どちらも完全に「君」を最も貴く光輝く「太陽」に置き換えて一喜一憂しています。
 
これがイタリア人の感性なのかもしれませんが、もしかしたら原曲「Con Te Partirò」の作詞を担当された「ルーチョ・クアラントット」さんが、「オーソレミオ」にインスパイアされていたのかもしれないとも感じました。なにしろ世界的にヒットしたイタリアの曲ですから。
 
それにしても「君」=「太陽」は時代を超えてヒットするみたいですね。
 
 
 
最後にこんな動画を見つけたのでちょっと紹介しておきます。歌い手は「Con Te Partirò(Time to say goodbye)」の「アンドレア・ボチェッリさん」
 
歌詞を吟味してみると、この人にはこの曲もよく似合いますね。
 
 
それではお元気で。
 
 
スポンサードリンク