タイガー・ウッズ選手がメジャーの勝利から遠ざかって、もう10年になります。
ジャック・ニクラスのメジャー18勝を超えるのは時間の問題と言われ、いつかは必ず復活すると期待されていましたが、ちょっとそういう空気ではなくなってきました。
プライベートでのスキャンダルや故障による長期離脱…
何年もの間1位を守り続けた「世界ランキング」は、なんと1000番越え。
タイガーウッズのいないメジャーが、当たり前になりつつあります。
しかしここ最近は、調子をかなり上げているようです。
今度こそ本当の復活かもしれない…
そこで今回は、タイガーウッズの栄光と挫折と復活を、「世界ランキング」で振り返ってみたいと思います。
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目次
タイガーウッズの基本情報
生年月日 | 1975年12月30日 |
出身地 | カリフォルニア州サイプレス |
身長 | 185センチ |
体重 | 84キロ |
メジャー勝利 | 14勝 |
全盛期の年収 | 1.5億ドル(約170億円以上) |
2016年の年収 | 4500万ドル(約50億円) |
生涯収入総額 | 16.5億ドル(約1,800億円以上) |
※賞金総額は1.1億ドル(収入の多くはNikeなどのスポンサー収入と言われています。)
※ 1ドル110円で計算
2008年までのタイガーウッズは凄まじかった!
2000年にキャリアグランドスラムを達成すると、
翌2001年には、史上初めてメジャー4試合連続優勝の「タイガースラム」を達成。
2005年にはダブルグランドスラム。
2008年の全米オープンの勝利(メジャー14勝)によって32歳6ヶ月で、史上2人めのトリプルグランドスラムを達成。
唯一の先駆者である、ニクラウスの38歳でのトリプルグランドスラムの記録を、大幅に更新しました。
タイガーは13年以上も世界ランク1位
タイガーウッズは、トータルで683週間にわたり、「世界ランキング1位」を保持しました。
単純計算で13年以上も世界最強だったことになります。
特に2005年6月から2010年10月までの間は、281週間連続で「世界ランキング1位」に君臨しています。
2000年代は、ほぼ無敵です。
「世界ランキング1位」の保持期間は、2位のグレッグ・ノーマンさんには、ダブルスコアの差をつけています。
歴代「世界ランキング1位」の保持期間
名前 | 合計週間 | 到達日 | |
1位 | タイガー・ウッズ | 683週間 | 1997年 6月 |
2位 | グレッグ・ノーマン | 331週間 | 1986年9月 |
3位 | ニック・ファルド | 97週間 | 1990年9月 |
4位 | ローリー・マキロイ | 95週間 | 2012年3月 |
※世界ランキングが導入されたのは1985年からになります。
※日本人で世界ランキング1位をを達成した人はまだいません。最高は松山英樹さんの2位。女子では宮里藍さんが世界ランキング1位を2010年6月に達成。
タイガーウッズの失われた10年
潮目が変わったのは2009年11月の不倫発覚。
多数の愛人発覚と離婚により、長期低迷に陥りました。
そして2014年には持病の腰痛が悪化。
4度にわたる手術により、長期離脱を余儀なくされます。
さらに2017年5月には、リハビリ中のウッズが飲酒(薬物?)運転疑惑で逮捕。
[ライブドアニュース]
タイガー・ウッズが飲酒・薬物運転の疑いで逮捕 グッズ販売なども低迷 https://t.co/p3D1Yp2cC8— ライブドアニュース抜粋 (@ldnews_head) 2017年6月6日
ウッズの裏切りに「ついにウッズから心が離れた」ファンも少なくなかったかもしれません。
「世界ランキング」は
2016年には898位
2017年には1,199位
まで下げました。
(それでも年収は4500万ドル以上(日本円で50億円)あったそうです)
最近では年齢的に見ても、「タイガーのメジャー優勝はもう無理だろう」との声もかなり強くなっています。
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2017年12月に復活してからがすごい!
度重なる怪我で、長期離脱と療養を送り返したタイガーウッズは、2017年12月に行われた「ヒーローワールドチャレンジ」で復帰します。
9位で終えで終えると、1,199位まで落ちていた世界ランキングは、一気に500人拔きの668位までジャンプアップ。
2018年3月までに6試合を戦いましたが、特に3月に入ってからが好調で、バルスパー選手権では2位タイ、アーノルドパーマー招待では5位タイ、世界ランキングは一気に103位へ。
復帰後のツアー成績
日程(最終日) | 試合 | 順位 | スコア |
2017年12月3日 | ヒーローワールドチャレンジ | 9位タイ | -8 |
2018年1月28日 | ファーマーズインシュランスオープン | 23位タイ | -3 |
2018年2月18日 | ジェネシスオープン | 予選落ち | +6 |
2018年2月25日 | ザホンダクラシック | 12位 | 0 |
2018年3月11日 | バルスパー選手権 | 2位タイ | -9 |
2018年3月18日 | アーノルドパーマー招待 | 5位タイ | -10 |
ごく短期間で、世界ランキングは1,199位から103位へと1000位以上あげました。
今度こそ本当の復活かもしれない…
まとめ
Tiger Woodsがメジャー優勝から遠ざかって10年になりますが、僕は未だにタイガーほど興奮させてくれるゴルフプレイヤーを見ていません。
僕が特に忘れられないのが、2005年マスターズ最終日16番のチップインバーディー(↓)と、
2008年全米オープン最終ホールの、プレイオフへと持ち込んだバーディーパット。
2005年のマスターズでは、このチップインバーディーで優勝を引き寄せました。
僕はこれ以降、ゴルフ中継で鳥肌が立つような興奮を覚えた記憶がありません。
最近のタイガーウッズさんの好調ぶりを見ると、
「またあの興奮を味わえるかもしれない。」
「メジャーでまた、思い出に残る寝不足を体験できるかもしれない。」
そんな予感に最近ちょっと胸が踊っています^^
同時にこの興奮を、松山英樹さんにも期待したいです。
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