スギ花粉の飛散がおさまると、必ず訪れるのがヒノキ花粉。
治まりかけた花粉症が、また再発。
日本で生活する限り、避けることができない宿命ですよね。
※こちらは2018年1月の動画です。
スギ花粉と似た成分を持っており、構造も似ているため、杉花粉症の人の多くは、ヒノキ花粉症も併発している可能性が高いと言われます。
本当に迷惑な話ですよね。
症状は杉花粉症とほとんど同じですが、ヒノキの方が目に対するダメージが大きいようです。
今回は2019年におけるヒノキ花粉の飛散時期と飛散量、そしてスギ花粉との違いについてまとめてみたいと思います。
また、手軽にできる花粉症対策についてもご紹介します。
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目次
花粉の飛散時期と飛散量の決まり方
花粉の飛散量が多くなるか少なくなるか、これは前年夏の気温と日射量が関係しています。
前年の7月から9月ごろの気温が高く日射量が多いと、雄花の芽が活発に発達し、つぼみをたくさんつけます。
すると翌年の花粉量は当然増えます。
逆に冷夏で日照量が少なくなると、雄花の成長も悪くなり、花粉量が少なくなります。
一方飛散時期については、冬場の気温が影響します。
暖冬で暖かい日が続くと、開花が早まります。
その結果花粉の飛散時期も早くなります。
逆に寒い日や雨の日が続くと、飛散時期も遅くなります。
(ヒノキ花粉の飛散量と飛散時期の決まり方)
前年夏の気温が高い場合 | 飛散量は増加 |
前年夏の気温が低い場合 | 飛散量は減少 |
冬場の気温が高い場合 | 飛散時期は早まる |
冬場の気温が低い場合 | 飛散時期は遅くなる |
ヒノキ花粉の飛散時期はいつからいつまで
飛散時期は若干早め、と予想されています。
各地域別のヒノキ花粉の飛散状況は、次のように予測されています。
(2019年のヒノキ花粉の飛散量と飛散時期)
花粉の飛散量(例年比) | 飛散時期 | |
東北 | やや多い | ピークなし |
関東 | やや多い | 4月上旬~中旬 |
北陸 | やや多い | ピークなし |
東海 | やや多い | 4月上旬~中旬 |
近畿 | やや多い | 4月上旬~中旬 |
中国・四国 | 多い | 4月上旬~中旬 |
四国 | 平年並み | 4月上旬~中旬 |
九州 | やや多い | 3月下旬~4月上旬 |
出典:tenki.jp
※北海道にはヒノキが少なく、ヒノキ花粉での花粉症の方は少ないそうです。代わりにシラカバの花粉で悩まされる方が多いようです。
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スギ花粉とヒノキ花粉の違い
スギ花粉の特徴
スギ花粉の大きさは約20μmで、色は黄色。
関東地方での飛散のピークは、概ね3月頃になります。
杉花粉症の症状は「くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ」(花粉症の四大症状)。
咳や肌のかゆみを伴うこともあります。
ヒノキに比べてくしゃみが多いのが特徴と言われます。
日本の人工林のうち杉の占める割合は44%。
最も多い人工林であるため、花粉の量も当然杉が最も多くなります。
日本では花粉症のうち約7割がスギ花粉症と言われ、2500万人が患っていると考えられています。
ヒノキ花粉の特徴
ヒノキ花粉の大きさは30〜40μmとスギ花粉よりもやや大きめ。
色はスギ花粉に比べやや赤色。
飛散時期はスギ花粉より約1月遅れ、関東地方でのピークは概ね4月頃になります。
ヒノキ花粉症の症状は、スギ花粉症同様「くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ」になりますが、ヒノキの方が目に対するダメージが出やすいと言われます。
日本の人工林のうち、ヒノキの占める割合は25%。
杉に次いで多くなります。
スギ花粉と特徴が似ており、杉花粉症を発症している人の多くが、ヒノキ花粉症も発症していると言われています。
スギ花粉とヒノキ花粉の比較
スギ花粉 | ヒノキ花粉 | |
大きさ | 20㎛ | 30~40㎛ |
色 | 黄 | やや赤色 |
関東での飛散のピーク | 3月 | 4月 |
共通の症状 | くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ(四大症状) | |
特徴的な症状 | くしゃみが多い | 目のかゆみが多い |
人工林に占める割合 | 44% | 25% |
その他の特徴 | 花粉症の7割を占める | スギ花粉症も発症してる人が多い |
花粉症対策にお茶が有効
花粉症に効果のあるとされるお茶を2つご紹介します。
効果には個人差があると思いますが、少しでも楽になる方法を一緒に探しましょう!
1つは「甜茶(てんちゃ)」
甜茶(てんちゃ)とは中国茶の総称で、甘い風味を持つのが特徴です。
この薔薇科の甜茶にはGDPポリフェノールが豊富に含まれています。
この成分にはヒスタミンの生成を抑える効果があり、花粉症による鼻水・鼻づまりを軽減してくれる効果が期待されています。(※ただし、科学的根拠は立証されていません)
「薔薇科」の甜茶を選んでくださいね。
もう一つおすすめなのが「べにふうき茶」。
これは緑茶の一種になります。
渋みが強く、抗アレルギー作用のあるメチル化カテキンを含んでおり、花粉症対策に効果が期待できます。
この時期だけでも、試しに「べにふうき茶」を使ってみてはいかがでしょうか。
市販薬で症状緩和
現在はヒスタミンの分泌を抑えることで、アレルギー症状を抑える、抗ヒスタミン剤が主流となっています。
しかし、効果の強い薬ほど眠くなるなど副作用も出やすくなるので、服用には充分注意して自分の目的に合ったものを選んでください。
こちらのアレグラFXは、効果が穏やかで眠くなりにくいと言われています。
医師による治療受けている方や妊娠している方、風邪と見分けのつかない方などは、服用前に医師または薬剤師に相談してください。
まとめ
2019年のヒノキ花粉の飛散量は、全国的に昨年より少ないが、例年よりもやや多い。
飛散のピークは若干早め。
ヒノキ花粉の飛散は、スギ花粉の約一月後。
日本人には、まだまだ「我慢の春」が続きます。
一緒に耐え抜きましょう^^
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