ピクニック、ハイキング、遠足、トレッキングの違いって何?

ピクニック、ハイキング、遠足、トレッキング。
 
 
どれもみんなで自然を触れ合いながらながら、お散歩と食事を楽しむ。
 
 
そんなイメージを持たれているかもしれませんが、
 
実は意味も目的も結構違います。
 
 
ピクニック、ハイキング、遠足、トレッキングの意味の違いと、目的や手段を解説します。
 
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ざっくり解説

 

  主な目的 移動手段
ピクニック 食事とコミュニケーション なんでもOK
ハイキング 運動と健康増進 原則歩きのみ
遠足 自然や歴史との触れあいと教育 なんでもOK
トレッキング 健康増進と山の風景を楽しむこと 歩きの他、自転車やスキーもあり
 
それぞれについてもう少しく詳しく解説します。
 
 
もう少しお付き合い下さい^^
 
 

ピクニック

ピクニックとは、野山や海岸などの自然豊かな場所に出かけ、食事をすることです。
 
 
メインの目的はあくまで「野外での食事」
 
さらにその後、自然に親しんで遊び、コミニケーションを図って人間関係を構築することなどが目的となります。
 
 
移動手段は何でも構いません
 
 
マイカーやキャンピングカー、人数が増えればバスを使ってもOK。
 
 
もちろん歩きでもいいですよ。
 
 
 
 
もともとピクニックというのは、ヨーロッパ貴族の狩猟遊びで栄えた風習になります。
 
 
ピクニックに関する記述は、1692年フランスのルイ14世の時代に、初めての記録が残っているそうです。
 
 
18世紀半ばにはイギリスに伝わり、ハンティングを楽しむ貴族の間で流行します。
 
 
さらに20世紀に入ると自動車が普及し、貴族以外の市民も、気軽にピクニックを楽しむようになったと言われています。
 
 
 

ハイキング

ハイキングというのは、健康の為あるいは自然の風景や歴史的な風景を楽しむために、軽装で一定のコースや距離を歩くことをいいます。
 
 
メインの目的はあくまで「歩くことでの健康維持・増進」
 
 
なので移動手段は原則「歩きのみ」になります。
 
 
もちろん途中で食事をとってもいいのですが、食事がメインとなった場合は「ピクニック」と呼ぶことになります。
 
 
「トレッキング」は山歩きであるのに対し、「ハイキング」は平坦地が中心で、軽装での日帰りが基本になります。
 
 
 
 
ハイキングの起源は19世紀末ごろ、工業文明が急速な発展をとげたことに伴い、
 
禁酒、日光浴、体操など健康維持のための活動がブームになったことにことに由来するそうです。
 
 
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遠足

「遠足」というのは、見学などで遠くへ出かけること、特に学校での日帰り程度の旅行のことをいいます。
 
 
「遠足」は学習指導要領で定める学校行事の1つであり、学校生活を離れて自然や文化の他、社会や歴史に生で触れるという目的の他、
 
集団行動をすることでお互いの理解と連帯感を深めるといった目的もあります。
 
 
学校から直接徒歩で出かけることもありますが、貸切バスや鉄道等を使うことも多く、移動手段は様々です。
 
 
おやつは300円までが基本。
 
 
 
 
「遠足」の起源には諸説ありますが、正式な記録があるのは明治から。
 
 
1886年の東京師範学校の「行軍旅行」が遠足や修学旅行の起源とされているようです。
 
 
集団訓練の目的があったされています。
 
 
 

トレッキング

「トレッキング」とは、山歩きのことをいいます。
 
 
あくまで山頂を目指す「登山」に対し、「トレッキング」は山頂にはこだわらず、山の中を歩くことを意味しており、
 
長時間の有酸素運動による健康増進と、自然を楽しむことを目的にしています。
 
 
自転車やスキーによるトレッキングなどもあるため、必ずしも徒歩である必要はありません。
 
 
平坦地を歩く「ハイキング」に比べ、長い距離を何日もかけて歩くこともあるため、専用の靴や道具が必要とされています。
 
 
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