
小学校の入学といえば人生最初の節目ですね。
素敵なプレゼント贈ってあげて子供の喜ぶ顔が見たい。
誰もがそんなことを考えます。
ですが、「可愛い子には旅をさせよう」とも言います。
本当にその子の将来を考えるのであれば目先の喜ぶ顔よりも、その子の将来の糧となるものを贈ってあげたいですよね。
そんな視点でのおすすめプレゼントを男の子に絞って8つご紹介します。
まずはその前にプレゼントを送るべき人と相場金額を確認しておきましょう。
そもそも自分は入学祝いを贈るべき?
一般的に入学祝いを贈るべきとされているのは3親等以内の親族とされています。
3親等以内の親族
1親等 親
2親等 祖父母
3親等 叔父、叔母
もちろんこれ以外の方が贈ってあげても構いませんが、変に気を使わせてしまう恐れがあるので気をつけてください。
親しい友人のお子さんでしたらぜひ贈ってあげましょう。

小学校の入学祝いの相場は?
あくまで現金で送る場合の相場ですが、一般的にはこのようになっています。
孫 10,000円から50,000円
甥、姪 5,000円から10,000円
友人、知人 3,000円から5,000円
親族であれば1万円、それ以外の方であれば5千円が多いようです。
入学式の2〜3週間前までには送り届けてあげましょう。
プレゼント選ぶポイント
基本的にゲームや娯楽の道具は、ふさわしくないので避けましょう。
学校での使用頻度の高い文房具類、教養として将来の可能性を広げてくれる本や図鑑などがおすすめです。
何にでも使える図書券やギフトカードなどを贈るケースも多いようです。
あくまで「その子の将来のためになる」という視点で選んであげましょう。
ためになる男の子へのプレゼント8選!
1 学習机
小学生が確実に使う物の筆頭に挙げられるのが学習机。多くの人が高校卒業までお世話になるのではないでしょうか。それを考えると多少はお金を掛けてあげたいところですよね。親戚同士で被ることがないようにあらかじめ相談しておいてください。
2 ランドセル
こちらも学習机同様、小学生が確実に使うものの筆頭に挙げられるもの。ただ、学校というのは出る杭は打たれるところ。奇抜なデザインで目立とうとする事は止めましょう。その子のためにもなりません。普通のランドセルを買ってあげましょう。
どんな本を贈るかで迷ったら「世界的な名著」贈ることをおすすめします。これは相手が子供に限らず、大人であっても当てはまる失敗のない選択です。どんな本でもその人に合う合わない、好き嫌いは必ずあります。しかしそれが「名著」であれば、仮にその子に合わなかったとしても、「読んだ」という事実は確実に教養になります。ちょっと難しめの本を贈って「いつか挑戦してみろ!」といったハードルを与えてあげるのも大人の愛情ではないでしょうか。贈ったときに必ず読むことを約束させるといいと思います。
こちらは教養の基礎を築くもの。学校の学問をいくら先走って勉強したところで、18歳を待たずに大学受験をする制度は日本にはありません。時間に余裕のあるこの時期だからこそ、学校での学業以外の教養をいろんな角度から磨いてあげてください。
こちらも小学生が確実に使うもの。子供は多機能型のかっこいい筆箱を欲しがります。確かにそれを学校へ持っていけば、目立つうえに自慢にもなるでしょう。しかし小さいうちから小物で優越感に浸ろうとすることを覚えさせたくないのであれば、シンプルな普通の筆箱を贈ってあげましょう。
こちらも確実に教養に結びつくもの。ちょっと難しい本になると世界地図が頭に入っていないと読めない本も少なくありません。世界の地理を本格的に勉強するのは中学校から。ですが中学まで待つ必要もありません。子供の興味と関心を早い段階から世界へ向けさせてあげて下さい。
7 国語漢字辞典
金田一京助,藤堂明保 小学館 2017-12-05
お子さんの学力を上げたいのであれば、まず国語に力を入れることをお勧めします。学力の低い子に共通する特徴として日本語力が弱いことがよく挙げられます。つまりボキャブラリーが少ないということ。その結果、他の科目の教科書読んでも「単語の意味がわからず授業についていけない」といったことが起こります。子供の学力を上げたいのであれば、まずは「国語」から。本と辞典でボキャブラリーを増やすことから始めてあげてください。
8 日本の歴史
山本 博文 KADOKAWA 2015-08-07
小学1年生にいきなり司馬遼太郎さんの小説は無理。この本でいろんな本を読むための下地を作ってあげてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
少し書籍に偏りすぎてしまったかもしれないと思っています。
今の時代、本を送られて素直に喜ぶお子さんは少数でしょう。
しかし本当にお子さんの将来を考えるのであれば、多少煙たがられても「ためになるもの」を贈ってあげるのが「大人の愛情」なのではないでしょうか。
「入学祝い」はお子さんの「将来への投資」だと思ってあげて下さい。
今喜ばれなくても、将来きっと感謝してもらえる日が来ると思います。