ラ・マルセイエーズを歌ってみよう!②[カタカナ歌詞和訳付き]

このページではフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」の歌詞にカタカナ読みや和訳を付けて紹介しています。
動画に合わせて練習してみてください!

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ラ・マルセイエーズの歌詞と意味!

Allons enfants de la Patrie,
Le jour de gloire est arrivé!
Contre nous, de la tyrannie,
L’étendard sanglant est levé,
L’étendard sanglant est levé,
さあ、祖国の子供たちよ
栄光の日が来た!
我々に対して専制君主(暴政)の
血塗られた旗が掲げられた
血塗られた旗が掲げられた
Allons :「aller :行く」の命令形 さあ、行け(アロンズ)
enfants :子供たち(子供の複数形)(オンファンズ)※呼び掛ける場合は無冠詞
de :~の 前置詞(ドゥ)
la :定冠詞女性単数(ラ)
Patrie :祖国(パトゥリユ)
Le : 定冠詞男性単数 (ル)
jour :日(ジュール)
gloire :栄光(グロワール)
est :~である(英語のbe動詞)etreの三人称単数現在(エ)
arrive :「arriver:着く、来る」の過去分詞(アリヴェ)
contre :~に対して、反対して 前置詞(コントゥル)
nous : 私達に(英語のus)(ヌ)
tyrannie :暴政、専制君主(ティラニユ)
L’étendard :旗(レトンダール)
sanglant :血まみれ(ソングロン)
est :~である(英語のbe動詞)etreの 三人称単数現在(エ)
levé : 上げた、掲げられた 形容詞(ルヴェ)
※「é」(右上がり)はアキュート・アクセントと呼ばれる主にラテン文字で使われるアクセント符号。フランス語においては異なる音を表し、「e」は通常曖昧母音(「ウ」「ユ」など)か発音なし。「é」は「エ」とハッキリ発音する。

 

Entendez-vous, dans les campagnes,
Mugir ces féroces soldats?
Ils viennent jusque dans nos bras
Egorger nos fils nos compagnes!
聞こえるか?戦場(野原)で
この残酷な兵士たちのうなりが
彼らは私達の腕の中にまでやってきて
私達の子供や妻たちの喉を切って殺す!
Entendez :「Entendre聞く」の2人称複数(オントンデ)
vous :あなたは(ヴゥ)
Entendez-vous :聞こえるか?倒置した疑問文
dans :~(の中)に(で)前置詞(ドン)
les : 定冠詞複数(レ)
campagnes :田舎、野原、戦場(コンパニュ)
Mugir :うなる、咆哮する(ムジル)
ces : これら(英語のthese)(セ)
féroces :残酷な、激しい(フェロス)
soldats :兵士たち、軍人(ソルダ)
Ils :彼らは 三人称の人称代名詞(英語のthey)(イル)
viennent  :「venir:来る」の三人称複数 やって来る(ヴィエンヌ)
jusque  :~まで前置詞(ジュスク)
dans  :~(の中)に(で)前置詞(ドン)
nos  :私達の(英語のour)(ノ)
bras :腕(ブラ)
Egorger  :殺す、喉を切る(エゴルジェ)
nos  :私達の(英語のour)(ノ)
fils  :息子(フィス)
compagnes :妻、女の友人(コンパニュ)

 

[繰り返し]

Aux armes, citoyens!
Formez vos bataillons,
Marchons, marchons!
Qu’un sang impur
Abreuve nos sillons!
市民よ武器を取れ!
軍隊を組織しろ
進め、進め !
汚れ血で
私達の畑を濡らすまで!
Aux :前置詞à~に+定冠詞lesの縮約形(オ)
armes :武器(アルム)
citoyens :市民(スィトワィヤン)
Formez :「former:組織する、形作る」の命令形(フォルメ)
vos :あなたたちの(英語のyour)(ヴォ)
bataillons :大隊、軍隊(バタィヨン)
Marchons :「marcher:進む、歩く」の命令形(マルション)
Marcher :歩く、進む
Qu’un :(カン)「Que :~ということ 接続詞(ク) + un : 不定冠詞男性単数(アン)」
sang :血液
impur :汚い、汚れた(アンピュール)
Abreuve :水をやる、濡らす(アブラヴ)
nos :私達の(英語のour)(ノ)
sillons :畑、溝(スィヨン)

(こちらは凱旋門の右下の彫刻を拡大したもので[リュード作の「1792年の義勇軍の出陣」通称「ラ・マルセイエーズ」 ]。担がれた羽の生えた女性は「勝利の女神(自由の女神)」で義勇軍に戦闘の指揮をしていると言われています。)

 

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マチュー先生と歌ってみよう!

先生はエッフェル塔をバックに歌うこちらの方。フランスを代表するシャンソン歌手ミレイユ・マチューさん(1946年生まれ)。
到底マネのできる歌い方ではありませんが、 発音が素晴らしいと評判です。 何より心にまで響きます。「専制主義を打ち倒せ!武器を取れ!」 このような歌詞だからこそ、歌う側にも力強さが求められるのでしょうね。
動画に合わせて試しにマチュー先生と歌ってみてください。覚えるのであれば、最低でも三日間ぐらいは集中して練習することをお勧めします。

フランス語は英語と異なり、スペルと発音のズレがほとんどないのですが、一つ注意していただきたいのが「é」の上にある「アキュートアクセント」と呼ばれる右上がりのチョンです。これは主にラテン文字で使われるアクセント符号になりますが、フランス語においては異なる音を表します。「e」は通常曖昧母音(「ウ」、「ユ」など)か発音なし、「é」は「エ」とハッキリ発音します。

出展:Wikimedia Commons Iain Patterson me @iain.cx

下のアルファベットとカタカナは、単語ごとではなく、楽譜を元に音符ごとに区切ったものになります。最初はこちらの方が覚えやすいと思います。慣れてきたらアルファベットだけでも歌えるようにしてみてください。最終的には一番だけは暗記しておくことが望ましいです。

Allons enfants de la Patrie,
Al・lons・ en・fants・ de・ la・ Pa・tri・e,
ア・     ロン・        ゾン・    ファン・     ドゥ・     ラ・     パ・ トゥリー・イ・ユ

Le jour de gloire est arrivé!
Le・ jour・ de・ gloire・ est・ ar・ri・vé!
ル・      ジュール・   ドゥ・     グルワ・       エー・      ター・   リ・   ヴェー

Contre nous, de la tyrannie,
Con・tre・ nous,・ de・ la・ ty・ran・ni・e,
コン・       トゥル・       ヌ・         ドゥ・     ラ・    ティ・    ラ・     ニ・    ユ

L’étendard sanglant est levé,
L’é・ten・dard・ sang・lant・ est・ le・vé,
レ・        トン・      ダル・        ソン・      グロン・     テー・     ラ・   ヴェー

L’étendard sanglant est levé,
L’é・ten・dard・ sang・lant・ est・ le・vé,
レ・       トン・       ダル・        ソン・      グロン・     テー・     ラ・   ヴェー

 

Entendez-vous, dans les campagnes,
En・ten・dez・-vous,・ dans・ les・ cam・pag・nes,
オン・     トン・      デ・       ヴー・          ドン・        レ・         コン・       パ・      ニュ

Mugir ces féroces soldats?
Mu・gir・ ces・ fé・ro・ces・ sol・dats?
ミュー・    ジル・     セ・       フェ・   ロー・    ス・       ソル・      ダー

Ils viennent jusque dans nos bras
Ils・ vien・nent・ jus・que・ dans・ nos・ bras
イル・     ヴィエー・     ンヌ・     ジュス・     ク・         ドン・        ノ・        ブラー

Egorger nos fils nos compagnes!
E・gor・ger・ nos・ fils・ nos・ com・pag・nes!
エ・   ゴル・   ジェー・     ノ・       フィス・        ノ・        コン・      パー・      ニュ

 

Aux armes, citoyens!
Aux・ ar・mes,・ ci・toy・ens!
オ・        ザー・      ム・       スィ・    トワ・    ィヤーン

Formez vos bataillons,
For・mez・ vos・ ba・tail・lons,
フォル・     メー・       ヴォ・      バ・    タィ・     ヨーン

Marchons, marchons!
Mar・chons, mar・chons!
マル・        ショーン・       マル・         ショーン

Qu’un sang impur
Qu’un・ sang・ im・pur
カーン・             ソン・        アン・  ピュール

Abreuve nos sillons!
A・breu・ve・ nos・ sil・lons!
ア・    ブラー・    ヴ・       ノ・       スィ・     ヨーン

エンディング

「ラ・マルセイエーズ」は世界一美しいメロディーの国歌とも言われます。実際に聴いてみると確かにその通りかもしれないと頷かされます。詞もよく見ると韻を踏んでいます。最初の5行はすべて「e」(ユ)か「é」(エ)で終えています。ですがその歌詞をじっくり読んでみると、その「血まみれぶり」に驚くのを通り越して少し引いてしまいます。
僕には、天皇家が2000年間貫き通してきた「国民への祈り」に対し、「天皇陛下長生きしてください」と1000年前の和歌で祈り返す、「僕達の君が代」の方が、何十倍も、何百倍も美しく聞こえます。

① ラ・マルセイエーズの歴史と内容、特徴をざっくり解説!
② ラ・マルセイエーズを歌ってみよう![カタカナ和訳歌詞付き]

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