できる子どもに育てる!七夕の由来の教え方と楽しみ方!

お子さんとはどんな七夕を過ごされますか?
 
 
 
短冊を書いて、絵本を読んであげて、そうめんを食べたり…
 
 
 
でも、七夕の物語ってどうやって教えてあげたらいいのでしょうか。
 
 
 
自分で語ってあげるのもいいですし、一緒に動画を見る、絵本を読んであげる…いろんな方法がありますけど…
 
 
 
せっかくですから子供の将来に役立つように教えてあげたいですよね!
 
 
 
そこで、七夕をどうやって伝えれば、お子さんのためになるのかを考えてみました。
 
 
 
お子さんと一緒に楽しんでみてください。
 
 
 
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まずは七夕の由来を解説!

 

七夕って何?節句とは?

七夕(たなばた)は五節句の1つで、七夕(しちせき)の節句とも呼ばれます。
 
 
 
節句(せっく)というのは中国の陰陽五行説に由来した日本の暦のことで、伝統的な年中行事を行う季節の節目になる日のことをいいます。
 
 
 
五節句には次のものがあり、奇数が重なるのが特徴です。
 
 
  • 1月7日  人日(じんじつ)の節句
  • 3月3日  上巳(じょうし)の節句(桃の節句とも言います)
  • 5月5日  端午(たんご)の節句
  • 7月7日  七夕(しちせき)の節句
  • 9月9日  重陽(ちょうよう)の節句
※1月1日は別格扱いとなり五節句には含まれません。代わりに1月7日が五節句になります。
※奇数が重なる日は、邪気を払うことができると考えられていました。
 
 
 
 
 

七夕は日本と中国の風習が混ざったもの

 
「七夕の由来」は日本と中国における、いくつかの風習が混ざったものになるようです。
 
 
代表的なものは次の3つだと言われています。
 
 
 
  • 中国の乞巧奠(きこうでん)
  • 日本の棚機津女(たなばたつめ)
  • 中国の七夕伝説
 
 
 
 
 

中国の乞巧奠(きこうでん)

 
七夕というのは、もともと日本の文化だったわけではなく、中国から入ってきたものだと言われています。
 
 
 
七夕に関する最も古い記録は、前漢時代の中国になるそうです。
 
 
 
乞巧奠(きこうでん)といって、7月7日の夜に女性が針に糸を通すことによって、手芸上達お願う祭り行ったそうです。
 
 
 
この行事が奈良時代に日本に伝わって、宮中や貴族に広がったとされています。
 
 
 
 
 

日本の棚機津女(たなばたつめ)

  
日本で「たなばた」の言葉が最初に出てくるのは、「古事記」の「出雲の国譲りの話」まで遡ります。
 
 
 
「アメノワカヒコ」が、国譲りの外交交渉に失敗して、命を落としたときに読まれた歌に登場しますが、
 
 
 
神々の時代の話ですから、日本においても相当古いことになります。
 
 
 
日本ではもともと「神様を迎えて秋の豊作や人々の汚れを払うために、乙女が着物を織って棚にそなえる」といった行事がありました。
 
 
 
この着物織るための道具が「棚機(たなばた)」であり、着物を織る女性を「 棚機津女(たなばたつめ)」と呼びました。
 
 
 
後に着物を織って棚にそなえる行事は、7月7日の夕方に行われるようになり、「七夕(しちせき)」を「たなばた」と読むようになったそうです。
 
 
 
 
 手芸上達を願う中国の乞巧奠(きこうでん)と、日本の棚機津女(たなばたつめ)の風習とが合わさって、「詩歌や裁縫などの技芸上達」が願われる行事になったとされています。
 
 
 
 
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笹竹と短冊の理由

 笹竹

笹竹はまっすぐと力強く成長し、人々を災いから守ってくれると考えられていました。
 
 
 
また、笹竹は神聖な植物であり、ご先祖様の霊を呼んでくれる、とも考えられていたようです。
 
 
 
だから「願いを届けてくれる」って考えるようになったんですね!
 
 
 
これは日本独自の風習になります。
 
 
 
 
 

短冊

最初は短冊ではなく「五色の糸」が使われていたそうです。
 
 
 
もともと糸を使って「着物を織る」行事だったわけですから不思議ではないですよね。
 
 
 
しかし願いを書くようになると、短冊を使うようになっていたようです。
 
 
 
 
 
 

どんなお願いを書いたらいいの?

あくまで「詩歌や裁縫などの技芸上達」、が願われる行事として発展しました。
 
 
 
ですから「あれが欲しいこれが欲しい」はちょっと違いますよね(汗)
 
 
 
「本を読めるようになりたい、字が上手く書けるようになりたい、足が速くなりたい」
 
 
 
といった「上達できるもの」がいいでしょう。
 
 
 
もっと言うとその目標に向かって努力できるものがいいと思います。
 
 
 
でないと、お子さんのためにはならないですかね…
 
 
 
 
 
 
 

織姫と彦星の話ってどんな話だっけ?

 
昔々、天の川のそばに天の神様が住んでいました。
 
 
 
神様には着物織りの働き者「織姫」という娘がいました。
 
 
 
年頃になると「織姫」は、天の川の対岸で牛を飼っている「彦星」という若者に恋をし、2人は結婚をします。
 
 
 
ところが仲のよすぎる「織姫」と「彦星」は、仕事を忘れて遊んでばかりいるようになりました。
 
 
 
すると天の神様の下へ「早く新しい着物を作ってくれ」「牛が病気になって困っている」と苦情が殺到しました。
 
 
 
怒った神様は2人に罰を与えます。
 
 
 
「織姫」と「彦星」は天の川の東と西に、分かれて暮らすことになりました。
 
 
 
しかし、あまりにも悲しむ「織姫」を見た神様は、1年に1度、七夕の夜だけ「彦星」と会うことが許してあげます。
 
 
 
それ以来「織姫」と「彦星」は、1年に1度だけ会えるその日を楽しみにして、「着物織り」と「牛飼い」の仕事に精を出すようになりました。
 
 
 以上が織姫と彦星の物語のあらすじです。 
 
 
せっかくですから教訓もしっかりと伝えておいてくださいね。
 
「遊んでばかりいると罰が降るよ」
 
「まずはやるべきことを一生懸命やりなさい」
 
 
 
 
こちらの動画を一緒にご覧になっていただくと、楽しみながら理解していただけると思います。
 
 
 
 
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絵本のススメ!絵本で子供の学力を鍛えよう!

七夕の「あらすじ」と「動画」をご紹介しましたが、実は一番おすすめしたいのが「絵本」です。
 
たなばたものがたり
 
中国の伝説の七夕物語を描いた絵本になります。
 
絵本にはよく「読んであげるなら3歳から」と書いてあることが多いですが、もっと早く読んであげていいと思います。
お子さんの国語力を伸ばすのであれば、同じ絵本を「ゆっくりと」「何度でも」「繰り返し」読んであげることをおすすめします。お子さんが、物語を部分的にでも「暗記」したらしめたものですよ。子供はそうやってボキャブラリーを増やしていきます。実は「ものを覚える」「暗記する」という作業は、どんなに頭のいい人であっても、必ず時間をかけて反復練習をする必要があります。いってみれば「暗記」には「技術」が必要です。この「暗記」の「ノウハウ」を幼い頃に習得すると、本当に勉強が強い子になります。「暗記」だけが勉強と言うわけではありませんが、結局多くの人がこの「暗記」でつまずくことになります。何度も読み聞かせてあげて下さい。きっと勉強ができる子になりますから。
 
 
 
 将来の学力は10歳までの「読書量」できまる!
こちらはお父さんとお母さんにオススメです。著者は教育コンサルタントで学習指導者の松永暢史さん。子供の学力向上のためには、幼い頃からの絵本の読み聞かせが大切な理由がよくわかる本になっており、年齢にあったおすすめの絵本も多数紹介してくれています。本格的な受験勉強などを始める前の10歳ころまでの読書量が、その後の学力をかなり決定づけてしまう。だからこそ幼いころからの読書週間が大事!という、親の立場の読書哲学が学べる本になります。
 
 
 
 
 

まとめ

 
七夕は日本と中国の文化が混ざったもの。
 
子供の学力向上を願うのであれば、短冊もいいけど絵本がオススメ!
 
 
 
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